ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
現在地 トップページ > 分類でさがす > 健康・福祉 > 健康 > こころの健康 > 統合失調症について

本文

統合失調症について

ページID:0005697 更新日:2021年11月29日更新 印刷ページ表示

統合失調症とは

考えや気持ちがまとまらなく状態が続く精神疾患で、思春期から40歳までに発症しやすい疾患です。

どのくらいの患者さんがいるの?

有病率は1%。およそ100人に対し1人の割合となります。決して珍しい病気ではありません。

どうして発症するの?

遺伝、脳の変化、環境因子などいくつかの要因が考えられていますが、まだ完全に解明されていません。

どのような経過をたどるの?

  • 前兆期 ・・・発症の前触れのサインが現れる。イライラ、不眠、音に敏感になる等
  • 急性期 ・・・幻聴(誰もいないのに声や音が聞こえる)、妄想(誰かに見張られている等)が現れる。
  • 休息期 ・・・エネルギーの充電期間。無気力で何もする気が起きない。
  • 回復期 ・・・徐々に体調が良くなり、安定した生活を送れるようになる。

どんな症状があるの?

陽性症状 

  • 幻覚(幻聴、幻視、幻嗅、幻味等)
  • 妄想(被害妄想、誇大妄想、微小妄想等)
  • 独語(ひとりでブツブツ話をする)、空笑(ひとり笑いをする)
  • 奇異な言動

陰性症状

  • 意欲の低下
  • 笑顔が少なくなる
  • ひきこもるようになる
  • 身の回りのことが以前のようにできなくなる

治るの?

 薬物療法、心理社会的療法等により回復し、問題なく社会生活を送っている方もいます。ただ、服薬を中断すると再発リスクが高くなりますので、注意が必要です。