ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
現在地 トップページ > 分類でさがす > 健康・福祉 > 健康 > 感染症 > 蚊媒介感染症について

本文

蚊媒介感染症について

ページID:0001687 更新日:2023年7月21日更新 印刷ページ表示

蚊媒介感染症とは

病原体を保有する蚊に刺されることによって生じる感染症です。​か​主な感染症として、デング熱、ジカウイルス感染症などがあります。        

デング熱とは

デング熱はデングウイルスを持った蚊に刺されることで感染する感染症です。
デングウイルスを持った蚊(日本国内では、ヒトスジシマカ)が、ヒトを刺して感染しますが、ヒトからヒトへ直接感染することはありません

◆潜伏期間
蚊に刺されてから2~14日(多くは3~7日)

◆主な症状
突然の発熱、頭痛、筋肉痛、目の奥の痛み、発疹などが主な症状です。感染しても症状が出ない場合もあります。症状は通常1週間程度で回復しますが、ごくまれに重症化して出血やショック症状を示すこともあります。

◆治療
特別な治療はなく、対症療法が中心です。

 

 

ジカウイルス感染症とは

ジカウイルス感染症は、ジカウイルスを持った蚊に刺されることによって感染する感染症です。
現在、日本国内で渡航歴のない人からのジカウイルス感染症は報告されていませんが、アフリカ、中南米、アジア太平洋地域で、ジカウイルス感染症が多数報告されています。

◆潜伏期間
2~12日(多くは2~7日)と言われています。

◆主な症状
軽度の発熱、発疹、結膜炎、筋肉痛、関節痛、倦怠感、頭痛などが主な症状です。感染しても症状がないか、症状が軽いため気づきにくいこともあります。
※妊娠中にジカウイルスに感染すると、胎児に小頭症等の先天性障害を起こす可能性があるといわれています。

◆治療
特別な治療はなく、対症療法が中心です。

 

 

予 防

蚊に刺されないようにするには?

感染源となる蚊は日中に活動し、ヤブや木陰などでよく刺されます。
日中に野外で活動する場合は、長袖・長ズボンを着用し、素足でのサンダル履き等は避けましょう。また、虫除け剤の使用も勧められています。

海外旅行の注意点​

◆旅行前の確認と準備
・海外では様々な蚊媒介感染症が発生しています。旅行先で蚊媒介感染症が発生していないか事前に確認しましょう。
・蚊媒介感染症の種類によっては、有効なワクチンや予防薬があります。旅行先の流行状況を考慮して必要性を検討しましょう。
・妊娠している人は流行地への渡航は避けましょう。

◆旅行中
・現地で蚊媒介感染症が流行しているエリアには立ち寄らないようにしましょう。
・旅行中は虫よけスプレーを使用して、蚊に刺されないようにしましょう。

◆帰国後
・流行地から帰ってきたら、2週間は発熱、発疹、関節痛、頭痛などの症状がないか、健康観察に努めましょう。
・帰国後2週間は特に蚊に刺されないように注意しましょう。
・ジカウイルス感染症は性行為で感染します。流行地からの帰国後6カ月間は性行為を控えるか、コンドームを使用するなど避妊に努めましょう。


蚊媒介感染症を疑う時は

・症状から蚊媒介感染症を疑う時は、早くに医療機関を受診してください。
・受診時に症状と併せて蚊に刺された日時や場所などを医師に伝えましょう。