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腸管出血性大腸菌(O157等)による食中毒の予防について

ページID:0003660 更新日:2021年11月29日更新 印刷ページ表示

腸管出血性大腸菌とは

 腸管出血性大腸菌は動物の腸管内等に存在する菌であり、代表的なものとして、「O157」、「O26」、「O111」等があります。汚染された食品や水を介して人に感染しベロ毒素を産生します。感染後おおよそ3~8日の潜伏期を経て、頻回の水溶便や激しい腹痛を引き起こし、著しい血便を伴うこともあります。有症者の6~7%が溶血性尿毒症症候群(HUS)や脳症等の重症合併症を発症するといわれています。初夏から初秋にかけて発生しやすく、加熱には弱いものの、少ない菌量で発症するという特徴があります。

  令和4年9月には、他自治体でレアステーキと称するユッケ様の食品等を原因食品とする腸管出血性大腸菌O157による食中毒事例が発生し、当該食品を喫食した方1名が亡くなりました。この事例に限らず、加熱不十分な食肉等を原因とした腸管出血性大腸菌による食中毒は毎年発生しています。 

 

食中毒予防について

 ・ 加熱して調理する食品は中心部まで十分に加熱しましょう(75℃1分以上)。

 ・ 手をせっけんでよく洗いましょう(トイレの後、調理開始前、生ものに触れた後など)。

 ・ 生野菜は流水で十分に洗い、殺菌剤等も活用しましょう。

 ・ まな板や包丁は用途ごとに使い分け、洗剤でよく洗いましょう。

 ・ 食肉を生や加熱不十分な状態で食べることはひかえましょう。特に、重症になりやすい乳幼児やお年寄りには食べさせないようにしましょう。

 

症状がある場合

  激しい腹痛を伴う水溶性の下痢や血便がある場合は、速やかに病院を受診しましょう。