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平成29年度男女で考える防災講座「スライド&トークショー」を開催しました。

公開日:2017年11月16日


防災週間(※)の9月2日から市内5か所で、男女で考える防災講座「スライド&トークショー」を開催しました。多くのみなさまにご参加いただき、ありがとうございました。
※防災週間 8月30日~9月5日
 
【タイトル】    苦しい時ほど ご飯と味噌汁
【開催日時・場所】  
  • 平成29年9月2日(土)  午後2時~午後4時  豊北生涯学習センター
  • 平成29年9月3日(日)  午前10時~正午   豊田生涯学習センター
  • 平成29年9月23日(土) 午前10時~正午   川棚の杜
  • 平成29年9月23日(土) 午後2時~午後4時  アブニール
  • 平成29年9月24日(日) 午前10時~正午   川中公民館
【講師】 野中 元(はじめ)氏 写真家 百姓
     かるべ けいこ氏   野中氏の妻で自然食料理家

◆ 講座の概要 ◆

平成28年、熊本・大分に大きな被害をもたらした地震により、野中氏のご自宅は、著しく損傷しました。そのような厳しい状況のなかで、野中氏ご夫妻は、地元の人たちをおいしいご飯で励ますと共に、状況の変化に応じて大切な情報を多くの人たちに発信し続けておられます。
今回の講座では、震災当初から今日(こんにち)に至るまでのご夫婦の暮らしや地域でのできごとなど、男女が共に安心して暮らせる日々の営みへの思いをお話いただきました。
なお、関連イベントとして、市役所 新館1階エントランスほか5ヵ所で「野中元写真展」も行ないました。南阿蘇村の美しい風景や、家族で過ごす穏やかな時間の流れを感じられる写真は、観覧されたみなさまからもご好評をいただきました。
 

◆ 野中氏、かるべ氏のお話から ◆

今の日本だと、災害後3日間をしのげば、暮らしに必要な物品は揃います。食料も配給されます。でも、何時間も並んで菓子パンをひとつもらうよりも、いつもどおりのご飯と味噌汁を食べることが、やっぱり大切だと思いました。
本震の翌日、田に出て作業をしている方を見かけました。状況が一変しても、なおいつもの暮らしを営もうとする姿がそこにありました。
避難所で、最初の頃、「なんで、こんなことになったんだ」と愚痴ばかり言っていた高齢の男性が、共にご飯と味噌汁を食べる生活をしているうちに、ある朝「よし!行くか」と元気な声を発しました。そういうことが、うれしかったですね。
少しずつ自立し始めた当時9歳の娘が、震災後、母親のそばからひとときも離れずに暮らす期間が続きました。でも、この共同生活で、自分の役割として食事の準備や片づけの手伝いをすることで、少しずつ日常を取り戻していけました。誰かになにかをしてもらうことよりも、自分ができることがあることは、大人だけでなく子どもにとっても必要なことですね。
本震の日の夜、まだ自衛隊などしか村に入れなかったのに、炊き出しの場所で胸に「ボランティア」と書いたガムテープを貼った男性に出会いました。彼は、別の場所で本震の時に被害にあっていましたが、交通手段も分断されているなか、「自分にできることを」という思いで動いていてくれたのです。
できないと思うより、できることを探して、自分達のいつもどおりの暮らしをどう取り戻していくかが大切だと思っています。
 

◆ 各会場のようす ◆

  豊北生涯学習センター、豊田生涯学習センター、川棚の杜        

  アブニール、川中公民館      

 ◆ 受講者の声 ◆ (抜粋)  

・災害時の情報、水、地域のコミュニティの大切さが分かりました。また、苦しい時ほどご飯と味噌汁の意味が分かりました。

  ・貴重な体験のお話、ありがとうございました。防災についてのヒントや生き方についてのヒントをいただいたように思います。また、写真がとてもステキでした。

  ・地震などの大災害時に、いかに「日常」を意識しながら過ごすべきか、またその大切さを教えていただくことができました。

  ・男女それぞれの視点から見た震災への対応が、リアルにとてもよく分かった。気づく所が違うから、男女ともそれぞれ大事な役割がある。

  ・子を持つ親として、子供の心のケアについても考えさせられ勉強になりました。


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