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情報誌「083 -うみ やま たいよう-」
下関市の市外向け情報誌「083(ゼロハチサン) -うみ やま たいよう-」。
毎号ひとつのテーマを設けて下関の魅力を掘り起していくワンテーママガジンで、経験豊富な編集者・ライター・カメラマンを起用しています。旅行雑誌や観光パンフレットに紹介されない下関の隠れた魅力をお楽しみください。
情報誌「083」をPDF版、テキスト版で読むことができる情報誌「083」のページへのリンクはこちらをクリック。
休刊のお知らせ
情報誌「083」は、第10号をもって休刊します。皆さん、ご愛読ありがとうございました。
発行の目的と概要
行政が発刊する従来の広報紙と異なった切り口・新しい視点で、今までスポットが当たらなかった下関の魅力、隠れた魅力、下関市民も気付かなかったような魅力を掘り起こし、下関市外に広く発信するとともに、下関の都市イメージを高めることを目的としています。
プロフィール
タイトルの由来
情報誌のタイトル「083 -うみ・やま・たいよう-」は、「0」が海(オーシャン)、「8」が山(やま)、「3」が太陽(Sun、サンサン)を意味しています。
また、当情報誌の創刊以前、下関市は平成17年2月13日の旧下関市と旧豊浦郡4町(菊川町、豊浦町、豊田町、豊北町)の合併に伴い、市内に二つの市外局番が存在していましたが、平成20年3月に「083」に統一されるということを受け、県内有数の市域を持つ新しい下関市が一体感を持つことを願って名付けました。
発刊月
年2回の発行です。
創刊号を平成19年11月30日、第2号を平成20年3月31日、第3号を平成20年7月31日、第4号を平成21年2月28日、第5号を平成21年8月31日、第6号を平成22年3月1日、第7号を平成22年10月1日、第8号を平成23年3月1日、第9号を平成23年9月1日に発行。第10号を平成24年3月1日に発行しました。
発行部数
5万部(平成24年3月1日時点)
価格
無料。フリーペーパーです。
制作スタッフ
編集人 福田章
作家・編集者。1958年、長崎県平戸市生まれ。青山学院大学文学部中退。
福岡・東京で編集プロダクション主宰の後、1998年から熊本県阿蘇郡高森町へ移住し、文筆専業。日本エッセイスト・クラブ会員、阿蘇ペンクラブ代表会員。
著書=『旅に出たくなる日本語』(実業之日本社)。漫画家・川崎のぼる氏との共同絵本『岩石おばさんとホー 猫の火まつり』(小学館)
最近の執筆新聞・雑誌=『産経新聞』『西日本新聞』『西日本スポーツ』『家の光』『旅と鉄道』『歴史読本』『灯台』『望星』など。
ディレクター 大野金繁
フリーライター兼カメラマン。『シティ情報ふくおか』の別冊『ちっき』で主に海外取材を担当し、インド、カンボジア、フィリピン、ブルネイなどの世界遺産を巡る。また、同誌で韓国をテーマにしたコラム「キムチのチとチゲのチ」連載。ヒューマンエナジー研究所発行の『モンタン』創刊に企画から参加し、博多湾の漁港を巡る『誰も知らない博多湾』、『平成歌謡』等を連載など実績多数。
写真家としては、福岡市のアートスペース貘にて写真展を開催(1999年、2000年、2002年、2004年、2006年)。
編集委員 林 望
1949年、東京生まれ。愛称は「リンボウ先生」。作家・書誌学者・国文学者・詩人。慶應義塾大学大学院博士課程修了。
ケンブリッジ大学客員教授、東京藝術大学助教授等を歴任。専門は日本書誌学・国文学。『イギリスはおいしい』で日本エッセイスト・クラブ賞。主に日本とイギリスを遍く旅して歩き、紀行文学作品として『リンボウ先生、ディープ・イングランドを行く』『東京珍景録』『私の好きな日本』『どこへも行かない旅』などを刊行。近著に『薩摩スチューデント、西へ』(光文社)、『ついこの間あった昔』(弘文堂)、『新個人主義のすすめ』(集英社新書)などがある。
カメラマン 橘野栄二
カメラマン、スタジオサラ代表。
『にっぽん川紀行 筑後川』『日本の町並み 湯布院・日田』(いずれも学研)など、旅行誌の撮影多数。平成20年7月には、ライフワークとして撮り続けてきた九州の森と水の情景をまとめた写真集『命の森』を出版。
九州造形短期大学非常勤講師、日本広告写真家協会会員、アジアの森を育てる会会員。山口県山陽小野田市生まれ、福岡県篠栗町在住。
市ホームページでは、情報誌「083」を電子ブック版、PDF版、テキスト版で読むことができます。
情報誌「083」を市ホームページで読みたい方は、情報誌「083」のページ からどうぞ。
各号の編集テーマと内容・構成
創刊号
テーマは、「昭和のニホヒ」。
巻頭インタビューとして、創刊号のイラスト・装丁を手掛けたリリー・フランキー氏が下関を語ります。
俳優の地井武男氏と庶民文化史研究家の町田忍氏が、下関市内に多く残る昭和の街並み、路地、銭湯、そこに住む人などを取材し、そこから感じた下関の魅力を紹介します。
第2号
テーマは、「『はし』づくし」。
作家・国文学者である林望氏と俳優である地井武男氏が、下関市内にある橋を通じて感じた下関の魅力を綴ります。
また、庶民文化史研究家の町田忍氏が、下関に根強く残る銭湯文化を解説します。
第3号
テーマは、「芸のDNA」。
巻頭インタビューとして、平成20年11月の下関公演を控えた歌舞伎俳優・坂東玉三郎氏が「芸」、そして下関の印象を語ります。また、下関を代表する祭りの一つである『先帝祭』で披露される『上臈参拝』、下関出身のテノール歌手・藤原義江、女優・田中絹代、レコード歌手・二村定一、歌手・作曲家・林伊佐緒を取り上げ、数々の芸を生んできた下関の土壌を探ります。
第4号
テーマは、「鉄道の魔力」。
私たちの生活に身近な交通手段であり、人と物だけでなく、乗車する人・見送る人の想いや夢を運ぶ「鉄道」。
かつて、山陰線と山陽線が交わり大陸とも中継した下関は、西のターミナルとして栄華を極め、無数のドラマを生んできました。その「鉄道」を通して、下関の今昔とその魅力を紹介します。
第5号
テーマは、「温泉ハイク」。
バラエティに富む17カ所もの温泉地がある下関。また、下関には三方に開けた海と豊かな山々もあり、おもわず俳句を詠じたくなる魅力が数多くあります。第5号では、俳句づくりに付き物の「吟行」をハイキングのハイクと位置付け、数ある温泉地と市内を巡り、下関の魅力を俳句を交えながら紹介します。
第6号
テーマは、「恋する酒場」。
夜の酒場を舞台に繰り広げられる数々のドラマと、多々ある下関の美味と共に夜の下関の魅力を紹介します。
第7号
テーマは、「龍馬の愛が咲いた街」。
脳科学者・茂木健一郎氏のエッセーや歴女ライターの紀行文から、坂本龍馬と妻お龍の下関での足跡や龍馬と高杉晋作ら長州藩士との絆を紹介します。
「下関ぶんか人物伝」では、映画通のコラムニストが田中絹代ぶんか館(下関市田中町5番7号)を訪れ、田中絹代の足跡をたどります。
第8号
テーマは、「映画の都」。
下関出身の佐々部清監督が下関を舞台にした作品のロケ地巡り、映画監督・俳優・下関「シアター・ゼロ」支配人 奥田瑛二氏のトークや下関出身の映画監督グスーヨン氏のインタビューから「映画の都」下関の歴史と魅力を紹介します。
第9号
テーマは、「風に香るハングル」。
「釜山門」が完成したグリーンモール商店街の魅力を女優・エッセイストの黒田福美氏によるレポートや女性ライターの取材により紹介しています。また、下関と韓国を結ぶ二つのフェリー航路(関釜フェリー、光陽フェリー)を活用した旅行記も掲載しています。「下関ぶんか人物伝」では、下関出身の映画俳優松田優作を紹介しています。
第10号
テーマは、「よみがえる決闘の聖地」。
劇画界の巨匠川崎のぼる氏が巌流島の決闘や源平最後の壇之浦の合戦などを描いています。巻頭インタビューでは、下関彦島出身の元プロ野球選手宮本和知氏が巌流島に渡って故郷への熱い思いを語っています。また、「下関ぶんか人物伝」では、下関出身の格闘家佐山聡氏を紹介しています。
※冊子の在庫はございませんので、電子ファイル版をご覧ください。
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