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ページID:0006600 更新日:2025年10月24日更新 印刷ページ表示

下関市役所本庁舎西棟の出張展示

下関市役所本庁舎西棟 出張展示のご案内

市役所本庁舎西棟1階エレベーターホールでは、美術館の所蔵する作品や資料の展示を行なっています。お近くにご用の際は、ぜひお立ち寄りください。

※市役所の開庁時間は「庁内案内」をご参照ください。

現在の展示

富田壷僊(とみたこせん)  《硯海勝地(けんかいしょうち)​》​​
個人蔵

 

出張展示の様子
富田壷僊 硯海勝地1 なんでも鑑定団

展示について

富田壷僊は、江戸時代の終わり頃に下関市観音崎町の商家で生まれました。
明治時代に入ると各地で漢詩や絵を学び、南画家として活躍。晩年の作品の中には、昭憲皇太后(明治天皇の皇后)が気に入って宮内省に購入されたものもあったといわれます。

この画帖は明治28年(1895)に制作されたもので、壷僊が描いた関門海峡周辺の名所26枚がまとめられています。
「硯海」は関門海峡を意味します。展示部分には、亀山神祠(上)と安徳帝廟(下)の題が付いています。

亀山神祠は、現在の下関市役所の辺りから見た亀山八幡宮を描いた絵です。当時は亀山八幡宮の目の前が海岸線であり、現在の唐戸交差点辺りも湾となっていたので、一帯が海だった様子が分かります。描かれている鳥居と階段は、境内西側の参道でしょう。また、麓には門司へ渡る船などが着く桟橋があり、多くの人たちで賑わっています。

安徳帝廟は、安徳天皇の陵墓と赤間神宮(当時は赤間宮)を描いた絵です。向かって左側の柵の向こう側が陵墓、右側の鳥居を入ると赤間宮です。陵墓と赤間宮は、この後、整備や改築によって大きくその姿を変えていきますので、当時の様子を伝える貴重な資料です。


文責:下関市立歴史博物館(083-241-1080)

 

 

これまでの展示

期間 展示内容
2025年  
9月9日~10月16日 古代オリエント・コレクションより《捧げ物をする王》
7月18日~9月8日 瑛九《いたずら》《海と少年》
6月3日~7月17日 高島北海「朝顔」「枇杷に芥子」(《花卉図》より)
4月1日~6月2日

松林桂月・雪貞による色紙​
桂月《竹馬図色紙》《橙図色紙》《松図色紙》、雪貞《薔薇図色紙》

2月6日~3月31日 グライズデール・アーツと菊川町
2024年  
12月27日~2025年2月5日 岸規(がんき)《草花に蛇》
10月16日~12月26日 高島北海資料より「草花写生図巻」
8月23日~10月15日

2008年度開催「水野英子 青池保子 文月今日子 少女マンガ3人展 ~しものせきより愛をこめて~」アーカイブ展示

7月18日~8月22日 香月 泰男《木版画集「タヒチ」 モーレア島》
6月18日~7月17日 度会 洞玉《厩馬図》
4月12日~6月17日 小倉 遊亀 《(花)》 
2月6日~4月11日 (複製画)狩野芳崖《悲母観音》
2023年  
12月18日~2024年2月5日 吉岡 一生 「きょう・つれづれ」より​​ ​《もしもしドーム 西の端町​》 
《ナイチンゲールの灯 上田中町​》 ​​
9月22日~12月15日 田中 孝 《Tree》
8月1日~9月21日 浜田 知明​《初年兵哀歌(歩哨)》《初年兵哀歌(銃架のかげ)》
5月23日~7月31日 桂ゆき《作品》
4月9日~5月22日 高柳 裕《Hot-cold》
3月6日~4月8日 吉原英雄《白いスカート》
2月2日~3月5日 古舘充臣《下関市立美術館》《長府城下町》
1月4日~2月1日 伝・狩野探幽《松に鶴図・竹に鶴図》
2022年  
12月9日~2023年1月3日 浜田知明《飛翔》
10月19日~12月8日 野村佐紀子「トロイメライ」より
9月9日~10月18日 末松正樹《南海紀行1》
7月14日~9月8日 山田申吾《烟雨去来》
5月31日~7月13日 ビーズバッグ・コレクションより
3月19日~5月30日 中原麻貴《寂しい窓》
1月19日~3月18日 野村佐紀子《供花》ほか

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