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ページID:0006600 更新日:2025年1月14日更新 印刷ページ表示

下関市役所本庁舎西棟の出張展示

下関市役所本庁舎西棟 出張展示のご案内

市役所本庁舎西棟1階エレベーターホールでは、美術館の所蔵する作品や資料の展示を行なっています。お近くにご用の際は、ぜひお立ち寄りください。
※市役所の開庁時間は「庁内案内」をご参照ください。

現在の展示

グライズデール・アーツと菊川町

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展示について

●グライズデール・アーツ Grizedale Artsとは?
英国の団体「グライズデール・アーツ」を知っていますか?日本ではあまり知られていない団体ですが、アートによる社会への働きかけで成果をあげ、国際的に注目されている団体です。

●グライズデール・アーツと下関市菊川町との関わり
実は下関との関わりは、2016年まで遡ります。 下関市出身でアイルランド在住の写真家 藤田需子(ふじた・もとこ)と、「貴和の里に集う会」のメンバーとの出会いをきっかけに、藤田が所属しているグライズデール・アーツと連携し、2017年に下関市菊川町で〈菊川プロジェクト〉が始まります。

●菊川プロジェクトについて
〈菊川プロジェクト〉は、グライズデール・アーツのアーティストらが山口県下関市菊川町轡井地区に滞在し、住民と交流しながら地域に伝わる生活のありようをテーマに、様々な役に立つものを作るプログラムを行いました。

特に注目したのは”養蜂”です。スロベニアでは養蜂者が蜂箱に絵を描いたり、ベッドや水場を設置したりして小屋を建てるという習慣が古くからあります。特に家の外壁に描かれた絵はとても印象的で、農家の人々が自然の風景や動物などを描き、蜂の世話の合間に芸術的な活動を楽しんでいる伝統は、実用性を超えて芸術へと昇華した注目すべき例といえるでしょう。このようなスロベニア式のコンセプトと日本の伝統的建築技術を生かし、日本で初めてオリジナルの「蜜蜂の家」を制作しました。

しかし、2020年からの新型コロナウイルス感染症の流行という事態を迎え、10年にわたるものとして構想されてたプロジェクトは休止を余儀なくされます。

●グライズデール・アーツと下関市立美術館
グライズデール・アーツと美術館の交流は、2019年末から始まりました。コロナ禍ということもあり、しばらくはメールや電話でのやりとりが続きます。そして2025年、展覧会を開催するに至りました。

本展覧会は、橋渡し役となった藤田需子に焦点を当て、その足跡からソーシャリー・エンゲイジド・アートのあり方を描くことを主眼に、グライズデール・アーツの主なプロジェクトの記録、所属アーティストの新作インスタレーションも合わせる構成となります。コロナ禍を経て、新たな展開を期すアートの最前線をご体験ください。

 

これまでの展示

期間 展示内容
2024年  
12月27日~2025年2月5日 岸規(がんき)《草花に蛇》
10月16日~12月26日 高島北海資料より「草花写生図巻」
8月23日~10月15日 2008年度開催「水野英子 青池保子 文月今日子 少女マンガ3人展 ~しものせきより愛をこめて~」アーカイブ展示
7月18日~8月22日 香月 泰男《木版画集「タヒチ」 モーレア島》
6月18日~7月17日 度会 洞玉《厩馬図》
4月12日~6月17日 小倉 遊亀 《(花)》 
2月6日~4月11日 (複製画)狩野芳崖《悲母観音》
2023年  
12月18日~2024年2月5日 吉岡 一生 「きょう・つれづれ」より​​ ​《もしもしドーム 西の端町​》 
《ナイチンゲールの灯 上田中町​》 ​​
9月22日~12月15日 田中 孝 《Tree》
8月1日~9月21日 浜田 知明​《初年兵哀歌(歩哨)》《初年兵哀歌(銃架のかげ)》
5月23日~7月31日 桂ゆき《作品》
4月9日~5月22日 高柳 裕《Hot-cold》
3月6日~4月8日 吉原英雄《白いスカート》
2月2日~3月5日 古舘充臣《下関市立美術館》《長府城下町》
1月4日~2月1日 伝・狩野探幽《松に鶴図・竹に鶴図》
2022年  
12月9日~2023年1月3日 浜田知明《飛翔》
10月19日~12月8日 野村佐紀子「トロイメライ」より
9月9日~10月18日 末松正樹《南海紀行1》
7月14日~9月8日 山田申吾《烟雨去来》
5月31日~7月13日 ビーズバッグ・コレクションより
3月19日~5月30日 中原麻貴《寂しい窓》
1月19日~3月18日 野村佐紀子《供花》ほか

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