本文
下関市役所本庁舎新館の出張展示
下関市役所本庁舎新館の出張展示のご案内
市役所本庁舎新館1階エレベーターホールでは、美術館の所蔵する美術作品や資料の展示を行っています。お近くにお寄りの際は、ぜひお立ち寄りください。
現在の展示
吉原 英雄(よしはら・ひでお)
《白いスカート》リトグラフ・紙
作品について
吉原英雄は広島県出身の版画家です。大阪の天王寺高校を卒業後、大阪市立美術館の美術研究所に通い始めました。1954年に具体美術協会の発足に立ち会いますが、翌年には瑛九(えいきゅう・1911─1960)率いるデモクラート美術協会に移りました。それからデモクラートが解散するまでの2年間にリトグラフ制作をはじめ、抽象的な作風を確立させました。1965年からリトグラフと銅版を併用させた作品を制作し、質感の異なる表現を一つの画面に取り入れることを試みます。
この作品は右の技法が確立した後に制作されたリトグラフのみの作品です。吉原の代表作《シーソー1》にも見られるダイナミックな構成と鮮烈さを持っており、さらにその後の無機質でドライなイメージに発展する前の、都会的ながら生き生きとした空気をも併せ持っています。
これまでの展示
期間 | 展示内容 |
---|---|
2023年 | |
2月2日~3月5日 | 古舘充臣《下関市立美術館》《長府城下町》 |
1月4日~2月1日 | 伝・狩野探幽《松に鶴図・竹に鶴図》 |
2022年 | |
12月9日~2023年1月3日 | 浜田知明《飛翔》 |
10月19日~12月8日 | 野村佐紀子「トロイメライ」より |
9月9日~10月18日 | 末松正樹《南海紀行1》 |
7月14日~9月8日 | 山田申吾《烟雨去来》 |
5月31日~7月13日 | ビーズバッグ・コレクションより |
3月19日~5月30日 | 中原麻貴《寂しい窓》 |
1月19日~3月18日 | 野村佐紀子《供花》ほか |
2021年 | |
12月3日~2022年1月18日 | 吉岡 一生《一会一語(いちえいちご)》より |
10月18日~12月2日 | 清水 恒治《蕩尽(とうじん)の島》より |
8月27日~10月15日 | 瑛九《旅人》 |
7月28日~8月26日 | 瑛九《風が吹きはじめる》 |
6月4日~7月27日 | 岡田又三郎《婦人像》 |
4月27日~6月3日 | 桂ゆき《三人三様》《よりあい(じゃがいも)》 |
2月9日~4月26日 | 中原麻貴《夜空の下で》《木と少女》 |
2020年 | |
11月25日~ 2021年2月8日 |
石山義秀《ペタンク大会》 |
10月28日~11月24日 | 伊東丈年《海峡》原型作品 |
9月1日~10月27日 | 菅井汲《赤と青》《黄色い矢》 |
7月20日~8月31日 | 西田洋一郎《プリズム透影 アンナプルナ》 |
5月26日~7月17日 | 植木茂《民家》/堀尾卓司《果》 |
4月8日~5月25日 | (複製画)狩野芳崖《悲母観音》 |
1月6日~3月30日 | 中村宗弘《朝富士》 |