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下関市役所本庁舎西棟の出張展示
下関市役所本庁舎西棟 出張展示のご案内
市役所本庁舎西棟1階エレベーターホールでは、美術館の所蔵する作品や資料の展示を行なっています。お近くにご用の際は、ぜひお立ち寄りください。
※市役所の開庁時間は「庁内案内」をご参照ください。
現在の展示
《捧げ物をする王》
BC3 ~ 1 世紀 プトレマイオス朝時代 砂岩
出張展示の様子
展示について
古代エジプトの美術工芸品が日本に初めて伝わったのは、明治時代のこと。以来、エジプト文明は私たちを魅了し続けてきました。下関のある中国地方は、古代エジプト・コレクションの知られざる「宝庫」でもあります。
下関市立美術館では、9 月9 日(火曜日)から10 月19 日(日曜日)まで少し不思議で探求心をくすぐられる古代エジプトの美術工芸品、棺や副葬品など合わせて約280 点を「生活」「信仰」「埋葬」などの切り口から紹介する特別展を開催します。
石碑《捧げ物をする王》は、同タイプのものがカイロのエジプト考古学博物館に収蔵されています。
左側(図(1))には跪いて供物を捧げている王とみられる人物が彫られており、神を崇めている様子が窺えます。
中央左(図(2))の蛇はコブラの姿をした聖蛇ウラエウス(もしくは下エジプトの女神ウアジェト)と推測され、「王権や神性の象徴」として用いられていました。
中央右(図(3))の鳥は“天空を司る神”であるホルスと推測されます。ホルスも「王権の象徴」としても崇拝されていました。
右側(図(4))にも彫刻がありますが、残念ながら顔部分が欠けており何神なのかはわかっていません。
これまでの展示
期間 | 展示内容 |
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2025年 | |
7月18日~9月8日 | 瑛九《いたずら》《海と少年》 |
6月3日~7月17日 | 高島北海「朝顔」「枇杷に芥子」(《花卉図》より) |
4月1日~6月2日 |
松林桂月・雪貞による色紙 |
2月6日~3月31日 | グライズデール・アーツと菊川町 |
2024年 | |
12月27日~2025年2月5日 | 岸規(がんき)《草花に蛇》 |
10月16日~12月26日 | 高島北海資料より「草花写生図巻」 |
8月23日~10月15日 | 2008年度開催「水野英子 青池保子 文月今日子 少女マンガ3人展 ~しものせきより愛をこめて~」アーカイブ展示 |
7月18日~8月22日 | 香月 泰男《木版画集「タヒチ」 モーレア島》 |
6月18日~7月17日 | 度会 洞玉《厩馬図》 |
4月12日~6月17日 | 小倉 遊亀 《(花)》 |
2月6日~4月11日 | (複製画)狩野芳崖《悲母観音》 |
2023年 | |
12月18日~2024年2月5日 | 吉岡 一生 「きょう・つれづれ」より 《もしもしドーム 西の端町》 《ナイチンゲールの灯 上田中町》 |
9月22日~12月15日 | 田中 孝 《Tree》 |
8月1日~9月21日 | 浜田 知明《初年兵哀歌(歩哨)》《初年兵哀歌(銃架のかげ)》 |
5月23日~7月31日 | 桂ゆき《作品》 |
4月9日~5月22日 | 高柳 裕《Hot-cold》 |
3月6日~4月8日 | 吉原英雄《白いスカート》 |
2月2日~3月5日 | 古舘充臣《下関市立美術館》《長府城下町》 |
1月4日~2月1日 | 伝・狩野探幽《松に鶴図・竹に鶴図》 |
2022年 | |
12月9日~2023年1月3日 | 浜田知明《飛翔》 |
10月19日~12月8日 | 野村佐紀子「トロイメライ」より |
9月9日~10月18日 | 末松正樹《南海紀行1》 |
7月14日~9月8日 | 山田申吾《烟雨去来》 |
5月31日~7月13日 | ビーズバッグ・コレクションより |
3月19日~5月30日 | 中原麻貴《寂しい窓》 |
1月19日~3月18日 | 野村佐紀子《供花》ほか |