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年間スケジュール
令和5年度の展覧会スケジュール
(2023年4月~2024年3月)
※展覧会の名称や会期等は、変更になる場合があります
こちらからPDF版2023年度展覧会スケジュール [PDFファイル/5.95MB]をご覧いただけます
所蔵品展No.159
新収蔵品紹介/花めぐり・静物画の世界
New Acquisitions/ A World of Flowers and Still Life
2023年4月18日(火曜日)~5月21日(日曜日)
石井勢津子《セルフポートレート-95》1995年 撮影:佐藤克秋
【新収蔵品紹介】
写真家・野村佐紀子やホログラフィ・アートの先駆者・石井勢津子の作品をはじめとした、令和4年度に収集された作品をご紹介します。淡い光に照らされた、どこか懐かしいような野村のモノクロームの世界をご堪能ください。石井の作品は、見る角度により異なる光の色彩を見せ、見るものを別世界へ誘います。
【花めぐり・静物画の世界】
春の訪れを告げるような、花をはじめとした静物画を展覧します。生き物が今にも動き出しそうな花鳥画や、果物の質感をリアルに表した静物画など、日本画と洋画で異なる表現をお楽しみください。
潮流・下関2023
勝原実紀枝 文月今日子 村岡真樹 三人展 Three Lives
2023年4月18日(火曜日)~5月21日(日曜日)
平成18年度下関市芸術文化振興奨励賞をともに受賞したことで出会った3人の作家たちが、17年の時を経て開催するグループ展です。
所蔵品展No.160
長府藩の御用絵師/生誕110年 桂ゆき
Painters Worked for the Chofu Clan/ Commemoration of the 110th Anniversary of Katsura Yuki
2023年5月30日(火曜日)~7月9日(日曜日)
度会洞玉《黄石公・張良図》江戸時代後期
【長府藩の御用絵師】
江戸時代後期、長府藩に仕える御用絵師は、笹山家、渡会家、狩野家、諸葛家の四家が担っていました。このたびは江戸時代中期以降の御用絵師たちの活動を、彼らが弟子入りした木挽町狩野家の当主たちの作品を交えてご紹介します。
【生誕110年 桂ゆき】
作品を見るとワクワクしてしまう、そんな下関ゆかりの作家・桂ゆき。人間や社会を風刺した寓意的表現、画面の物質性を強調した抽象表現、コルクや布によるレリーフ表現など多種多様な作品で彼女の魅力に迫ります。
所蔵品展No.161
開館40周年記念名品選
Selected Works from the Collection of Shimonoseki City Art Museum
2023年7月15日(土曜日)~8月27日(日曜日)
岸田劉生《初夏の小路》1917年
当館が開館するきっかけとなった河村コレクションや来館者に人気の高い岡鹿之助《遊蝶花》、松本竣介《街にて》などをはじめ、様々なジャンルの名品を展示予定です。
企画展
赤間関硯 堀尾信夫の挑戦
Akamagaseki Inkstone: Challenges of Horio Nobuo
2023年9月5日(火曜日)~10月15日(日曜日)
堀尾信夫《長方双池研》2015年
下関を代表する伝統工芸として、長い歴史を誇る赤間関硯。堀尾信夫はその技を継承する硯作りの第一人者です。80歳を迎える今も洗練された造形を求めて挑戦を続ける、その創作の軌跡をご紹介します。
所蔵品展No.162
植木茂と下関市立美術館
Ueki Shigeru and Shimonoseki City Art Museum
2023年9月5日(火曜日)~10月15日(日曜日)
美術館の修景デザインの監修を務めた彫刻家・植木茂。遊び心溢れる彫刻作品に加え、彼の商業デザインの仕事に連なる資料にも触れながら、美術館に吹き込まれた彫刻家の柔軟な発想に注目します。
第17回下関市芸術文化祭美術展
The 17th Art Festival of Shimonoseki City
2023年10月28日(土曜日)~11月11日(土曜日)
広く市民のみなさまから美術作品を募集し、その優秀なものを報奨して本市美術の振興を図ります。また、それらを展示し、鑑賞に供することにより市民文化の向上に寄与します。
開館40周年記念特別展
アニメーション美術の創造者 新・山本二三展
~天空の城ラピュタ、火垂るの墓、もののけ姫、時をかける少女~
NIZO YAMAMOTO Master of Animation Art
2023年11月19日(日曜日)~2024年1月21日(日曜日)
山本二三《荒廃したラピュタ》天空の城ラピュタ 1986年 ©1986 Studio Ghibli
『天空の城ラピュタ』(1986)、『火垂るの墓』(1988)、『もののけ姫』(1997)といった誰もが知る国民的アニメーション映画で美術監督を務めた山本二三は、長崎・五島列島に生まれました。物語の舞台を丹念に取材し、実在しない空間の湿度や空気感までも描き上げる緻密な仕事、そして卓越した水と雲の表現は二三の評価を不動のものとしました。本展では、初期から最新作までの手描き背景画に加え、制作の過程で生み出されるスケッチやイメージボードなど約200点をご紹介し、山本二三の背景美術の世界に迫ります。
開館40周年記念特別展
悲母観音に馳せる、想い(仮)
Kano Hogai's Merciful Mother Kannnon
2024年2月6日(火曜日)~3月17日(日曜日)
二代川島甚兵衞《悲母観音図綴織額》(綴織部分)1895年 東京国立博物館蔵 Image: TNM Image Archives
下関ゆかりの日本画家・狩野芳崖は近代日本画の父とも称される人物です。代表作である《悲母観音》の「いま」に至るその影響力を展観します。
記念切手等にもなり一般に広く知られている《悲母観音》は、近代日本画の幕開けという記念碑的な要素のみならず、ときに日本の近代の幕開けそのものを示すイメージとして印象付けられています。そのようなイメージも相まって、本作品は今もなお多くの人の心をひきつけてやみません。このたびは起点となる悲母観音をはじめ、弟子たち、東京美術学校で学んだ後進たちの作品のほか、明治28年(1895年)の第4回内国勧業博覧会にて展示された二代川島甚兵衛による全長約2m50cmの悲母観音の綴織、そして芳崖の作品に影響を受けた現代の作家までを一堂にご紹介します。
3月18日(月曜日)~3月31日(日曜日)館内整理及び展示替のため休館