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ページID:0079246 更新日:2022年8月4日更新 印刷ページ表示

特別展「ビアズリーの系譜 アールヌーヴォー、日本の近代画家たち」

リーフレット​ 19世紀末美術に特異な位置を占める画家オーブリー・ビアズリーに注目し、代表作『サロメ』を中心に、耽美的な魅力を紹介します。また、アールヌーヴォーなど同時代の美術と、西洋美術の受容期にあった日本の画家たちの作品・資料から、近代美術史のもう一つの側面を読み解きます。

特設サイト 特別展「ビアズリーの系譜 アールヌーヴォー、日本の近代画家たち」特設サイト<外部リンク>
展覧会名 ビアズリーの系譜 アール・ヌーヴォー、日本の近代画家たち
会期 2022年11月19日(土曜日)~2023年1月29日(日曜日)
開館時間 午前9時30分~午後5時(入館は午後4時30分まで)
休館日 月曜日(祝日の1月9日は開館)、年末年始(12月27日~1月3日)
会場 下関市立美術館
観覧料 一般1,000円(800円)/大学生800円(640円)
※()内は、20名以上の団体料金。
18歳以下の方、高等学校、中等教育学校、特別支援学校に在学の生徒は、観覧料が免除されます。下関市内に居住する65歳以上の方は半額が免除されます。(いずれも公的証明書の提示が必要です)
観覧料減免の詳細については、こちらをご覧ください。
主催 下関市立美術館  読売新聞社 KRY山口放送
協力 島田安彦コレクションアーカイブ

 自治総合センターコミュニティ助成やまぐち文化プログラム

展覧会について

第1章 ビアズリーとその周辺

 弱冠22歳のビアズリーが挿絵を手掛けた、オスカー・ワイルドの戯曲『サロメ』。官能性と死のテーマが織りなすイメージは、テキストと等価な絵画世界が展開する画期的なもので、発表されるや大評判となりました。ビアズリーが美術主任を務めた文芸美術雑誌『イエロー・ブック』は、都会的で挑発的なイメージで、大衆的人気を獲得しました。彼の過激でセンセーショナルな作風は、熱狂的な支持と同時に、強い批判も巻き起こしました。あふれる才能に洗練を加えつつあった1898年、ビアズリーは結核の悪化により、わずか25歳で夭逝します。彼の短くも鮮烈な創作活動を、『サロメ』全17葉を軸に、雑誌や書籍資料により紹介します。
 また、ジャポニスムを牽引した浮世絵版画や、ビアズリーの才能をいち早く認めたラファエル前派の画家バーン=ジョーンズの装丁本、当時の挿絵入り絵本の数々など、ビクトリア朝時代の美術の様相も紹介します。

​​​《サロメ》より「ダンサーへの報酬」 「クライマックス」

オーブリー・ビアズリー『サロメ』挿絵より《ダンサーへの報酬》、《クライマックス》 いずれも1894年 熊本県立美術館蔵

第2章 アールヌーヴォーへの波及

 曲線を多用した装飾的な様式で、ビアズリーとアールヌーヴォーの表現は軌を一にします。ミュシャに代表される優美な女性像と装飾性を融合させたアールヌーヴォー様式は、新しいメディアであるポスターを通して大いに普及しました。ビアズリーに早くから関心を寄せていたトゥールーズ=ロートレック、アメリカのブラッドリーのポスターなども展示し、19~20世紀美術の、華やかさの背後に潜む神秘性や象徴性を紹介します。
 世紀末芸術が好んだ女性像に「ファム・ファタール(運命の女)」があります。男性を破滅させる魔性の女のイメージで、サロメはまさにその典型と言えます。一方で現実の社会では、仕事を持ち、同伴者なしに出歩く「進歩的な」女性たちが登場しました。例えばビアズリーが『イエロー・ブック』で描いたパーティーに興じる女たちなどは、この「新しい女」の典型に見えます。このような女性をめぐる多義的なイメージを投影した作品を展示します。

《ディヴァン・ジャポネ》 ミュシャ《ジョブ》

アンリ・ド・トゥールーズ=ロートレック《ディヴァン・ジャポネ》 1892年、アルフォンス・ミュシャ《ジョブ》1898年

 

第3章 日本の画家たち

 西洋美術の受容期に、日本の美術家たちがビアズリーをはじめとする世紀末美術から受けたインパクトも見逃せません。藤島武二、橋口五葉らのアール・ヌーヴォー様式、竹久夢二の抒情的で洗練された創作を紹介し、さらに文芸・美術雑誌『明星』や『方寸』、『白樺』、『月映』にかかわる画家たちの作品・資料から、日本の近代美術がビアズリーから受け継いだものに迫ります。

『みだれ髪』 《此美人》 藤森静雄《亡びゆく肉》

鳳(与謝野)晶子(装丁:藤島武二)『みだれ髪』 1901年 かごしま近代文学館蔵、橋口五葉《此美人》1911年 鹿児島市立美術館蔵、藤森静雄《亡びゆく肉》(『月映』4所収) 1915年 福岡市美術館蔵

※所蔵表記のないものはすべて下関市立美術館蔵

 

 

 

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