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下関市指定有形文化財(考古資料)彦島杉田岩刻画
指定年月日:平成3 年(1991 年)5 月9 日 横140 cm・縦100 cm・高さ80 cm、石英閃緑岩製
所在地:山口県下関市彦島江の浦町五丁目
彦島杉田岩刻画が注目を浴びたのは、大正13 年(1924 年)、『考古学雑誌』(14 巻10 号)に、「上代の絵画であると思推せらる」と資料写真で報告されたことからです。
岩刻画は、表面にペッキング法(硬い石の先端で叩いて図形を表出する方法)で刻画された複数の抽象的な人物様の図形と、円形、三角形、方形などの幾何学的な文様の組み合わせによる図形からなっています。
この幾何学的な文様のモチーフは、九州の有明海沿岸に数多く残る装飾古墳の中にも類似性が認められます。また朝鮮半島の南部、蔚山広域市の「蔚州川前里刻石」にも同様の方法で描かれた岩刻画があります。
彦島杉田岩刻画は、これら装飾古墳文化の系統を理解するための重要な考古資料と考えられえています。
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地図情報
彦島杉田岩刻画
ご注意
彦島杉田岩刻画の所在地は民有地につき、立ち入りが制限されています。
見学を希望する際には、下関市教育委員会文化財保護課にご連絡をお願いします。