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しものせき議会だより 令和7年9月号テキスト版
しものせき議会だより 令和7年9月号テキスト版
会派はここに注目しています
(写真)みらい下関 代表質問者 林 昂史、創世下関 代表質問者 井川 典子、公明党 代表質問者 河野 淳一、日本共産党 代表質問者 桧垣 徳雄、市民連合 代表質問者 秋山 賢治
令和7年第2回定例会 代表質問
市の施策等に対する議員からの質問と市からの答弁の主な内容を掲載しています。執筆は議員自らが行い、議会広報部会で編集しています。
みらい下関 代表質問者 林 昂史
▼強力な子育て支援
問 学校給食費無償化はいつからか。
答 令和7年度の2学期から実施する。
問 子ども医療費の完全無償化・拡充の内容は。
答 令和7年12月から高校生年代の通院費等まで拡充し、無償化を実現する。
問 子ども・子育て施設整備事業(旧第一幼稚園跡地)の概要は。
答 民設民営が前提の幼保連携型認定こども園を中心とし、子どもからお年寄りまで利用できる多世代交流型複合施設を整備する計画である。令和7年度は基本構想・計画策定のほか、周辺道路の拡幅に向けた測量設計を行う。
(写真1)給食の様子
▼新しい市立総合病院
問 新病院整備事業の概要と今後のスケジュールは。
答 建設候補地である幡生操車場跡地の地質調査や新病院整備支援の委託等を行う。業者選定に約1年、設計に約2年、建設工事に約2年の時間を要するため令和12年度中の運営開始を目指す。
▼下関駅周辺エリアリニューアル
問 下関駅周辺リニューアル調査検討業務の概要と今後の体制は。
答 関係者からニーズや課題を把握して効果的な取り組みや施策を検討し、市街地開発課内に下関駅前リニューアル推進室を設置する。
▼唐戸市場
問 唐戸市場基本構想策定業務の概要は。
答 再整備に向けた整備手法や工期・運営方法を検討し、令和11年度以降の工事着手を目指す。
▼新下関市場
問 新下関市場再整備調査検討業務の概要と他市場の動向は。
答 関係者からのヒアリングや流通市場の実態調査を専門業者へ委託する。富山市公設地方卸売市場の官民連携による再整備などを参考に最適な手法を検討したい。
▼若者の市内就職
問 奨学金返還支援事業の拡充の概要と目標数値は。
答 令和6年度に交付額の上限を引き上げたところだが、さらに対象企業や対象者も拡充し、目標としている交付者数100人を目指す。
(写真2)周知パンフレット(抜粋)
▼スポーツ・文化賞賜金
問 スポーツ・文化賞賜金の拡充の概要は。
答 対象年齢を見直すとともに、個人の賞賜金を1万円から1万5千円に拡充し、団体の場合は、大会登録人数に個人の金額を掛けた金額を交付する。
▼旧豊浦郡4町
問 豊田の魅力実感プロジェクトの概要は。
答 各種イベントなどで手湯の温泉ブースを設置し、体験会を実施する。また、豊田町以外での発信強化を目指す。
問 豊浦地域再生事業の方向性は。
答 この3年間で川棚温泉エリアに賑わいが創出され始めたため、今後は広報強化に取り組み、交流・定住人口の増加を目指す。
▼学校施設の環境改善
問 学びの環境リニューアル事業の概要は。
答 タブレット端末を活用しやすくするために机と椅子を更新する。また、熱中症対策のためにミスト扇風機の更新・増設を行う。
▼下関商業高等学校
問 スポーツビジネスコースの新設の概要は。
答 スポーツ概論やパラスポーツ等の座学、トレーニング機器を使用したけが予防の実技等を行う。スポーツビジネスでの起業や生涯スポーツ、地域医療の充実に貢献するための人材育成を目標とする。
▼母子保健の推進
問 母子手帳アプリ「ふくふく母子モ」に追加された新たな機能の概要は。
答 妊娠届出時の面談予約や妊娠届出書・アンケートを事前に提出することができ、妊婦の状況に応じた対応がより可能になる。
▼公園整備
問 城下町長府地区散策拠点等整備事業の概要は。
答 城下町長府地区を一体的に散策し、賑わいの創出が図られるよう、観光資源の改修、道路空間の高質化や拠点広場の整備などを行う。また、長府苑はブライダルや茶会、展示会など、多様な活用ができる施設となるよう改修する。
問 秋根記念公園のトイレ高質化の概要は。
答 老朽化し、使いづらくなっているトイレを建て替えて更新する。令和7年度は設計を行う。
▼本庁舎の電話対応における業務改善
問 本庁舎通話録音装置導入業務の概要は。
答 職員に対するカスタマーハラスメント対策として、通話録音装置を100台導入する。
【関連質問】
山野 陽生
・有害鳥獣対策について
・巌流島について
・下関港ウォーターフロントエリアの賑わい創出について
・学校教育について
・高齢者が安心して外出できる環境創出について
・下関北九州道路の整備について
・犯罪被害者等支援事業について
(写真3)下関北九州道路
創世下関 代表質問者 井川 典子
▼行財政運営
問 人口減少・高齢化や税収見込みも減額と予測される中、財政健全化に向けてどう取り組むのか。
答 公共施設マネジメントの推進、行政機能の充実と行政運営の効率化、将来負担の平準化、収納率の向上などによる歳入の確保を掲げて財政基盤の構築を目指す。
▼重点施策
問 インクルーシブ保育を担う人材の育成に向けた支援方針は。
答 特別支援に関する保育技術の向上に努めることで教育・保育の提供体制の充実を図る。
問 人口減少・少子化対策として、若年層の定住促進など、出生数の増加に向けた具体的な取り組みは。
答 子ども医療費の助成拡充や第2子以降保育料無償化などの経済的支援と妊娠期から子育て期までの切れ目のない支援をする。
問 多世代交流型複合施設は、市が中心となり、地域資源をつなぐ官民一体の施設か。その方向性は。
答 民間のノウハウを活用し、子育てを地域社会全体で支える施設としたい。
問 新市立総合病院の病院像は。
答 収益性の向上と救急搬送受入体制を強化した持続可能な医療体制が確立される病院を目指す。
問 下関駅前リニューアルに当たりエリアの経済を活性化し、価値を高めるための整備が必要と思うが、民間企業が継続して収益を上げるための戦略や方向性は。
答 さまざまなビジネスを展開できるよう、賑わいの創出と経済の牽引のため、官民一体で取り組む。
▼重要施策
問 有機農業推進の今後の展開は。
答 技術的課題を整理し、関係機関と連携した取り組みを実施する。
問 ウォーターフロントエリアと唐戸地区の連携の中で、唐戸市場の役割をどう捉えているか。
答 下関の多様な食文化が交流する拠点と捉え、市民にも観光客にも利用してもらえる魅力溢れる市場としたい。
問 クルーズ船誘致では稼ぐ観光の観点から新たな戦略が必要では。
答 大型船を受け入れるために待合施設を造るほか、あるかぽーとへのハイラグジュアリーな船の誘致などに取り組みたい。
問 豊北町の活性化に温泉の活用は必要だと思うが、見解は。
答 滝部地区エリアビジョンに基づき交流温浴施設を整備する。
問 安全・安心にはコミュニティの構築が重要と思うが、これからの自治会の在り方をどう考えるか。
答 負担の少ない地域活動への転換を推進し、自治会が個々の問題に向き合えるよう検討する。
問 野良猫の繁殖を減らす対策は。
答 猫の不妊去勢手術助成事業の予算の増額と飼い主のいない猫の適正管理について広報を強化する。
(写真1)ウォーターフロントエリア
(写真2)下関市地方卸売市場唐戸市場
公明党 代表質問者 河野 淳一
▼強力な子育て支援
問 学校給食費完全無償化とは。
答 令和5年度から小中学校の給食費の半額以上を公費で支援しているが、子育て世帯の経済的負担をこれまで以上に軽減することを目的に、ボートレース未来基金を財源として、2学期以降の学校給食費を完全無償化とする。
問 子ども医療費完全無償化とは。
答 令和7年12月より高校生等の通院や調剤などに関して医療費の助成を開始する。これにより、高校生年代までの全ての子どもに対して、医療保険適用の自己負担分の全額を助成する。
▼公共交通の維持
問 深刻なバス・タクシー運転手不足を解消する取り組みは。
答 市内の交通事業者(路線バス・タクシー)に運転手として就職した方に、運転手1人当たり年間30万円の就労支援金を支給する。
問 廃止バス路線への市の対応は。
答 廃止が予定されるバス路線において生活バスやタクシーなどによる実証運行を実施し、利用状況の検証を行うことで、将来的な代替交通モードを検討する。
(写真1)市民の足を守る公共交通
▼乃木浜総合公園整備事業
問 老朽化が著しい施設の整備は。
答 令和7年度は、更新時期を迎えている第1期整備エリアを対象に、今後の利用促進を踏まえた、更新に関する基本計画を作成する。使用禁止としている大型複合遊具については、人気のある遊具で利用者も多いことから、早急に修繕工事を行い、令和7年の夏休みまでには利用可能とする予定である。
▼農業従事者の確保
問 担い手確保の新たな取組は。
答 現在行っている就農相談会への出展や、「中高年移住就農支援事業」「親元就農経営改善支援事業」等の事業に加え、市内での雇用就農や独立・自営就農を促進するため「有機農業推進事業」を新たに創設する。
▼若者の就業促進
問 奨学金返還支援事業の新たな取り組みは。
答 登録企業を拡充するとともに、30歳未満の転入者も対象とするなど大幅な見直しをする。
▼避難所の環境改善、質の向上
問 被災者が尊厳ある生活を営むための最低基準である「スフィア基準」(※)に準じた避難所の環境改善と質の向上についての取り組みは。
答 スフィア基準などを考慮した上で、災害時には本市が備蓄をしている95基の仮設トイレに加え、必要に応じて資機材の供給に関する防災協定を締結している事業者などから仮設トイレやトイレトレーラー、その他避難所で必要となる資機材の提供を受けることができるよう準備している。
(写真2)スフィア基準のポイント
※スフィア基準:災害発生後の避難所で確保すべき生活環境を指標として定めた国際基準
日本共産党 代表質問者 桧垣 徳雄
▼18歳以下の国民健康保険均等割
問 子どもが多いほど保険料が高くなる国保の均等割は、子育て支援への逆行である。国保基金の一部を活用すれば子どもの均等割をゼロにできると考えるが、見直しの検討をすべきでは。
答 保険料の賦課は政令の基準に従って条例で定めるため、国の基準を超えて独自に保険料の減額を条例で定めることはできない仕組みである。独自の判断で子どもの均等割を減免している自治体もあるが、国から「適切ではない」という通知が出されており、下関市では見直しは予定していない。
▼新市立総合病院へのアクセス
問 新しい市立市民病院の整備が進みつつある。幡生駅のバリアフリー化も考えると今から新病院へのアクセスの検討が必要だが、交通事業者と協議は行っているのか。
答 新病院の配置が決定後、バス事業者と協議を行う。幡生駅のバリアフリー化や新病院までの動線の確保については、引き続き鉄道事業者と協議していく。
▼シーモール下関の解体発言
問 市長はシーモール下関の解体を表明したが、官と民が協議した上での発言なのか。
答 下関駅周辺では多くの建物が老朽化し、更新の時期を迎えており、民間エリアを含めてまちづくりの方向性を示す必要があると考えている。具体的な協議は今後官と民が一体となり取り組みたい。
▼維持・補修費
問 資材費・人件費などが高騰しており、昨年度並みの維持・補修費なら実質的には削減となる。少なくとも昨年度並みの維持・補修ができる予算になっているのか。
答 必要な予算は確保していると認識している。維持補修費とは別に、有利な起債を活用して建築物の長寿命化や道路・河川等の社会基盤の改修事業などにも積極的に取り組んでいる。今後も必要な維持補修や予防保全に努める。
(写真)中央線や右折レーンが消えた市道
市民連合 代表質問者 秋山 賢治
▼中小企業振興について
問 物価高騰などの影響を受けて、中小企業が経営不振に陥っている現状を踏まえ、市独自の物価高騰対策を講じるべきでは。
答 市の融資の条件緩和や保証料補助の拡充など、資金繰りの支援に取り組んでいる。
▼地域公共交通の充実について
問 廃止予定の2つのバス路線における代替交通の施策展開は。
答 廃止予定の2つのバス路線については代替交通の確保が必要である。廃止後も引き続き、住民・地域住民の移動手段が確保できるよう、代替交通が急務な区間においては生活バスやタクシーなどにより、実証運行を行い、利用状況などを調査する。
問 JR山陰本線利用促進に向けた取り組みと今後の施策展開は。
答 本市を含む沿線の4市1町が連携して日常生活や広域観光での鉄道利用を促進し、地域活性化につなげることを目的としたJR山陰本線利用促進協議会を設立し、利用促進の取り組みを実施している。
▼有害鳥獣対策について
問 有害鳥獣による人的被害防止対策を講じるべきでは。
答 市では市街地で有害鳥獣が出没した際は、周辺住民や関係機関と情報共有し、注意喚起を行っている。また、特定の地域での出没が続く場合は、警察によるパトロールを実施するほか、市の対応として、有害鳥獣捕獲の許可を受けた捕獲従事者による追い払いや緊急捕獲を実施している。
▼有機農業の推進について
問 有機農業推進に向けた今後の施策展開は。
答 有機農業に取り組む新規就農者に対して、雇用就農したときや独立・自営就農をしたときに支援し、有機農業に取り組む農業者の拡大を図る。
(写真)JR山陰本線
第2回定例会では次の議員も一般質問をしています。
※掲載の順番は質問順です。
東城しのぶ(みらい下関) ○エキスタの機能拡充と新下関駅空きスペースの活用
星出 恒夫(創世下関) ○公民館の空調設備の実態と今後の対策 ○学校閉校後の有効活用ほか
坂本 晴美(公明党) ○住宅密集地の火災 ○就学前施設の保育環境と支援
浜岡 歳生(市民連合) ○下関市の災害井戸の状況と防災 ○関係人口の創出
村中 良多(みらい下関) ○交通空白対策実証事業(廃止バス路線代替交通モード実証)ほか
恵良健一郎(公明党) ○市職員の人材確保 ○市職員の人材育成ほか
早川 幸汰(無所属) ○人口減少対策 ○二十歳を祝う会ほか
桂 誠(日本共産党) ○周辺地域を含めた市全体のまちづくりの方向性 ○地域おこし協力隊ほか
江村 卓三(創世下関) 〇飲用井戸設置の補助 〇飲用井戸水の水質検査補助
阪本 祐季(創世下関) 〇芝生の維持管理と効果 〇学校等の行政財産の有効利用
宮野 直樹(無所属) ○市立学校防犯カメラ設置事業 ○新たな介護人材の確保策ほか
安岡 克昌(みらい下関) ○しものせき「夢・笑顔」クリエイト事業 ○交通空白対策実証事業ほか
片山 房一(日本共産党) ○小中学校の統廃合 ○旧統一教会の公共施設使用ほか
下村 秀樹(無所属) ○終活条例の制定 〇公用車の削減費用を職員教育へ充てること ほか
吉村 武志(創世下関) ○交通空白対策実証事業(廃止バス路線代替交通モード実証)ほか
山下 隆夫(市民連合) ○山口デスティネーションキャンペーン(DC) 〇職員の人事評価ほか
竹村 克司(無所属) ○下関市職員の人事評価制度 ○唐戸周辺地区市街地総合再生事業検討業務ほか
秋月美佐子(公明党) ○住民自治によるまちづくり ○緊急自然災害防止対策事業
本池 涼子(無所属) ○固定資産税(船舶特例の適用)
香川 昌則(みらい下関) ○高校生議会 ○公共交通(内日線・員光線の廃止)ほか
委員会の活動方針を決定
常任委員会では、年度ごとに活動方針(取り組むべき課題)を定めています。令和7年度の活動方針は次のとおりです。
【総務委員会】
(1)財政健全化・行財政改革 (2)人材確保と人材育成 (3)デジタル社会の構築 (4)地域コミュニティー (5)安全・安心なまちづくり (6)防災・減災対策 (7)公立大学法人管理運営業務 (8)選挙啓発業務 (9)移住・定住人口の増加及び交流人口の拡大 (10)過疎対策
【経済委員会】
(1)観光振興 (2)農林水産の振興 (3)スポーツ振興 (4)産業振興
【文教厚生委員会】
(1)子育て支援 (2)高齢者の福祉 (3)教育環境の充実 (4)重層的支援体制整備事業
【建設消防委員会】
(1)住環境及び市街地の整備 (2)公共交通施策 (3)公共施設整備事業 (4)下関港ウォーターフロント開発及び新港地区の整備と利用促進 (5)救急消防業務の高度化の推進及び消防団の充実強化等 (6)上下水道局中長期ビジョン(経営戦略)
議員研修会を開催します。
議会では、本市の課題解決に向けて、毎年、議員研修会を開催しています。今回は、地域振興や人口成熟問題などについて精力的に研究・著作・講演を行われている藻谷浩介氏をお招きし、下関市のまちの魅力を向上させるための方策について、講演していただきます。研修会の様子は議会中継(ライブ中継・録画中継)からご覧いただけます。
日時 令和7年10月14日(火曜日) 13時30分~15時30分
場所 下関市議会本会議場
講師 株式会社日本総合研究所 主任研究員 藻谷 浩介氏
演題 誰も言わない日本と下関の「実力」
第2回定例会に関する記者会見を行いました。
第2回定例会終了後に記者会見を行い、各常任委員会での審査の概要について報告しました。
9月定例会
9月1日(月曜日)~9月30日(火曜日) 午前10時開議予定
委員会の審査の概要
第2回定例会において常任委員会(総務委員会、経済委員会、文教厚生委員会、建設消防委員会)が審査した議案及び執行部から常任委員会にあった報告について主な内容をお知らせします。
総務委員会
個人向け防犯カメラ設置費補助金【市民部】
【概要】市内の住宅に防犯カメラを設置する個人を対象に、設置費の1/2(ただし、1世帯当たり3万円を上限とする。)を補助するための経費が計上された補正予算議案について審査しました。
【主な質疑】
問:この事業を実施する上で期待する効果とは。
答:防犯カメラが普及することで、犯罪の認知件数が減っていく一助になるものと考えている。
(写真)防犯カメラのイメージ Designed by Freepik,Freepik(www.freepik.com)
本庁舎通話録音装置導入業務【総務部】
【概要】本庁舎の電話対応におけるカスタマーハラスメントにより生じる市の職員の業務負担やストレス軽減を目的に、通話録音装置及び告知ガイダンス機器を導入するための経費が計上された補正予算議案について審査しました。
【主な質疑】
問:市役所でのカスタマーハラスメントの状況とこの事業を導入するに至った経緯は。
答:職員に対して行ったアンケート調査では、過去3年間にカスタマーハラスメントを受けたと感じた職員数は、全回答者数の3割を超える状況となっている。本市においても対策の必要性を感じたため、他自治体でも導入が進んでいる通話録音装置等について導入しようとするものである。
経済委員会
唐戸市場基本構想策定業務【農林水産振興部】
【概要】唐戸市場の老朽化や利用形態の変化に対応するため、大規模改修を軸にリニューアルの手法や運営方法を検討するための費用が計上された補正予算議案を審査しました。
【委員会の中で出た意見・要望等】
・市民・観光客・業者の視点や地域・商店街との連携、部局横断の体制強化、業者支援、屋上などの施設空間の有効活用、社会実験の実施など、多様な意見を集約した上で多面的かつ丁寧な検討を求める意見・要望が出されました。
(写真)唐戸市場・活きいき馬関街の様子
有害鳥獣捕獲に関する各種事業【農林水産振興部】
【概要】有害鳥獣捕獲隊員確保支援や、ジビエ受入拡大支援、省力化機材の導入、ドローン活用の実証など、多角的な新規事業を推進するための費用が計上された補正予算議案を審査しました。
【委員会の中で出た意見・要望等】
・市民・観光客・業者の視点や地域・商店街との連携、部局横断の体制強化、業者支援、屋上など施設空間の有効活用、社会実験の実施など、多様な意見を集約した上で多面的かつ丁寧な検討を求める意見・要望が出されました。
(写真)ジビエ加工品
文教厚生委員会
新病院整備事業【保健部】
【概要】市立市民病院と下関医療センターを統合し、新病院を建設する新病院整備事業について、候補地の地質調査や建設に当たっての設計施工者の選定に関する補正予算議案を審査しました。
【委員会の中で出た意見・要望等】
・事業費の内訳や新病院の基本計画の策定時期を確認し、公共交通機関によるアクセスの利便性を検討するよう要望がありました。
・建設候補地の幡生操車場跡地は広いため、新病院を核としたまちの形成についても、長期的視点で取り組むよう要望がありました。
(図表)新病院の整備スケジュール
子ども・子育て施設整備事業(旧第一幼稚園)【こども未来部】
【概要】旧第一幼稚園跡地に子育て施設を中心とした多世代交流型複合施設を整備する補正予算議案を審査しました。
【委員会の中で出た意見・要望等】
・施設の整備については、公共施設マネジメントの観点から民設民営を前提として取り組む方針であることを確認しました。
・子育て施設と多世代交流型複合施設を同じ敷地の中に整備するとなれば、不特定多数の方の利用が想定されるため、しっかりとした防犯体制を検討するよう要望がありました。
(写真)旧第一幼稚園跡地(貴船町)
建設消防委員会
交通空白対策実証事業(廃止バス路線代替交通モード実証)【都市整備部】
【概要】令和7年9月末で廃止予定のバス路線(内日線・員光線)において生活バスやタクシーなどによる実証運行を行い、地域住民との意見交換や検証結果を踏まえて、将来的な代替交通を検討するための経費が計上された補正予算議案を審査しました。
【委員会の中で出た意見・要望等】
・代替交通を継続して運行していくためには利用者を増やす必要があることから、利用者にとってより利便性が高まる交通形態を検討してほしいとの要望がありました。
(写真)検討される代替交通手段の一例(豊北町で運行している生活バス)
地下道防災ライブカメラ設置事業【建設部】
【概要】ゲリラ豪雨などによる冠水被害時に迅速な対応を取ることができるように、市内4か所の地下道(※)に防災カメラと壁面水深表示シートを設置するための経費が計上された補正予算議案を審査しました。
【委員会の中で出た意見・要望等】
・防災カメラは冠水被害時だけでなく、犯罪の抑止効果も期待できるため、防犯上の観点からカメラが稼働していることを見やすい場所に掲示することも検討してほしいとの要望がありました。
(写真)冠水時の状況(新下関第6地下道)
※防災カメラが設置される地下道:柏崎地下道(大坪本町)、安岡地下道、新下関第6地下道、小串駅地下道
議案の議決結果/賛否の公表
第1回臨時会(会期:4月17日、18日)では、市長提出議案4件について審議が行われ、そのうち1件については、全会一致で可決されました。なお、賛否が分かれた議案は以下のとおりです。
(図表)賛否が分かれた議案等
第2回臨時会(会期:5月12日~14日)では、市長提出議案5件について審議が行われ、そのうち3件については、全会一致で可決されました。なお、賛否が分かれた議案は以下のとおりです。
(図表)賛否が分かれた議案等
第3回定例会では、市長提出議案33件、請願1件について審議が行われ、そのうち26件については、全会一致で可決されました。なお、賛否が分かれた議案は以下のとおりです。
(図表)賛否が分かれた議案等
※ 賛成・反対の双方があった議案に対する各議員の賛否については以下のとおりです。
(図表)各議員の賛否