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令和6年度人権ふれあいセミナーを開催しました
下関市では、人権問題に対する正しい認識を広め、人権意識の高揚を図るため、人権問題を身近に考える機会として年間3回の人権ふれあいセミナーを開催しています。
第1回「不登校のしんどさと子どもの人権」
日時:令和6年7月11日(木曜日)18時30分~20時
場所:勝山公民館第一研修室
テーマ:子ども
演題「不登校のしんどさと子どもの人権」
講師:NPO法人まなびデザインラボ理事 小松 範之 氏
セミナーの様子
不登校の子どもに自然体験を提供するフリースクール「まなポート」を運営されている小松範之さんに講演いただきました。
子どもには学ぶ権利があり、不登校でも就職進学はできるというお話がありました。不安が安心へ変わるための「不登校の勉強法」をステップごとに学び、暗記作業のメリットや勉強のタイミングなども知りました。実例の紹介やワークも交えながらの講演で、大変有意義なセミナーとなりました。
参加者アンケートより(抜粋)
・息子が不登校なのですが、具体的にどうすれば良いかを理由や事例を交えて説明してくださり、とてもスッキリしました。
・不登校の勉強法についてよく分かりました。実務にも活かせる内容で、とても良かったです。
・勉強の遅れが不安でしたが、学校の勉強と分けて考えてよいという事が分かって、少し気持ちが楽になりました。
・不登校の子どもにどう接するべきか、分かりました。
・「手順の細分化」はすべてに繋がると思います。不登校の子の勉強についてこんなにシンプルで分かりやすいのは初めてでした。
第2回「あなたも大切、私も大切!~「人」を笑顔にするコミュニケーション~」
日時:令和6年7月30日(火曜日)18時30分~20時
場所:勝山公民館音楽ホール
テーマ:人権全般
演題「あなたも大切、私も大切!~「人」を笑顔にするコミュニケーション~」
講師:由宇亭拓の輔 塚田 拓司 氏
セミナーの様子
元中学校校長であり、障害者支援施設の施設長として福祉に携わったご経験もお持ちの塚田拓司さんに講演いただきました。
落語はほっこりする演目で、落語の魅力を知りました。講演の中では「言葉の大切さ」に改めて気づき、思いやりのあるコミュニケーションについて学びました。ほめることの大切さも知り、「すぐほめ」「質問ほめ」「第三者ほめ」など「ほめ方10選」を教えていただきました。また障害のある人のお話の中では、小学生の作文が紹介され、「障害のある家族を対等に扱ってほしい」という願いが伝わり印象に残りました。笑いの中でも学びがあり、大変充実したセミナーとなりました。
参加者アンケートより(抜粋)
・おもしろいお話の中に、ほっこりやさしい気持ちになれる、とてもよい講座でした。最後の作文が強く心に残りました。
・とてもお話が上手で、心に入ってきやすかったです。障がい者に対する差別、偏見をなくしていくことが大切なのだと改めて思いました。
・元気をいただきました。
・講師の世界に引き込まれました。
・励ましの言葉、思いやりの言葉をかけ、ほめて相手を認めることが大事だと思いました。
第3回「みんな違ってみんな良い、ネパールあれこれ」
日時:令和6年8月23日(金曜日)18時30分~20時
場所:勝山公民館第一研修室
テーマ:外国人
演題「みんな違ってみんな良い、ネパールあれこれ」
講師:自動車整備士 木花 一 氏
セミナーの様子
青年海外協力隊の一員としてネパールで過ごし、現地の人々とともに生活・協働しながら開発途上国の国づくりのために活動された経験をお持ちの木花一さんに講演いただきました。
講演の中では、日本との文化の違いやネパールの食事、現地の人々の様子など、興味深いお話がたくさんありました。またネパールの方々と私達とは文化が違う、その違いがとても良い!言葉が違う、その違いがとても良い!食事が違う、その違いがとても良い!国旗が違う、その違いがとても良い!「良くない違いは何もない。みんな違ってみんな良い」という言葉が強く印象に残りました。ネパールの魅力も知ることができ、大変充実したセミナーとなりました。
参加者アンケートより(抜粋)
・良くない違いは何もないという言葉が印象に残った。参加してよかった。
・違いが分かれば、恵まれていること、感謝の気持ちも持てると、今日の研修で気づきました。
・異文化を受け入れる心の豊かさに感激しました。
・ネパール愛が伝わってきました。
・写真が多くネパールについてよく分かりました。海外協力隊の体験をもっと色々と聞きたいです。