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百日咳について
百日咳の患者さんが増えています。
乳児(特に生後6か月以下)は、重症化する恐れがあるため、家族など乳児と接する機会がある方で咳が長く続く場合は、早期に受診をしましょう。
百日咳とは
百日咳菌による感染症で、一年を通じて発生がみられます。
特有のけいれん性の咳発作が特徴ですが、乳児の場合、無呼吸発作(20秒以上呼吸が停止する)など重症化することがあります。
成人では、比較的軽い症状で経過することが多く、受診や診断が遅れ、感染源になることがあります。
感染経路
鼻咽頭や気道からの分泌物による飛沫感染や、接触感染です。
受診をする目安
〇咳が激しくなったり、短い連続性の特徴的な咳発作を繰り返しているとき
〇咳が2週間以上続いているとき
〇咳をした後、息を吸う時にヒューという笛のような音が出るとき
〇周囲からの感染が疑われるとき
予防のポイント
〇予防接種が有効です
百日咳ワクチンは、5種混合ワクチンとして生後2か月から接種できます。
〇手洗いや咳エチケットを心がけましょう
流水と石けんでこまめに手洗いをし、咳などの症状がある場合は、マスクを着用しましょう。