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身近なエイズについて知ろう

ページID:0001662 更新日:2019年10月25日更新 印刷ページ表示

レッドリボン

 「エイズ」は性感染症のひとつで、 若い世代を中心に増えています。

 あなたは、エイズの感染経路や予防方法を知っていますか?

AIDS(Acquired Immunodeficiency Syndrome)とは

 日本語で「後天性免疫不全症候群」といい、「HIV」(ヒト免疫不全ウイルス)というウイルスの感染により免疫力が下がってさまざまな病気を発症してしまう、性感染症(STI※1)のひとつです。体内でウイルスが増殖し、免疫細胞を破壊していき、治療をせずにいるとエイズを発症してしまいます。
 ※1 性行為で人から人へ感染するさまざまな感染症の総称です。

HIVに感染すると、症状はなくても体内でウイルスが増殖し、感染後数年から10年程度をかけて免疫細胞を破壊していきます。免疫力が一定のレベルに低下すると、本来なら自分の力でおさえることのできる病気(日和見感染症とよばれます)などを発症するようになってしまいます。この状態が「エイズ」です。

現在、きちんと服薬することでエイズの発症を予防したり遅らせたりすることが可能になっています。また、早期発見・早期治療により他の慢性疾患と同じように定期的に病院に通うことで、入院することなくコントロールすることも可能になっています。

感染経路

 主な感染経路は「性的接触」「母子感染」「血液感染」の3つです。HIVを多く含むものは主に、血液・精液・膣分泌液・母乳で、それらが体内に入るとHIVに感染する可能性が出てきます。

HIVの感染力は非常に弱く、空気中、食べ物の中、水の中では生存できません。日常生活のなか(せき、くしゃみ・握手、抱擁・トイレ・プール・大浴場・蚊やノミに刺されるなど)でうつることは、まずありません。

予防するには

 HIVは性的な接触の際に、コンドームなどで予防しなければ、誰もが感染の恐れがあります。セーファーセックス(より安全なセックス)を心がけましょう。これはSTIや予期せぬ妊娠を防ぐこともできます。

HIV感染を調べるには

 全国の保健所で検査を受けることができます。

 下関保健所の場合は、通常検査で無料・匿名・予約不要で血液検査を受けることができます。

 ※詳細は下記の関連情報をご参照ください。

【検査の流れ】

 問診→採血→結果説明

 (結果は1週間後以降にご本人に直接お伝えします)

 ※検査時にお渡しする整理券を持参しないと結果をお知らせすることができません。

 HIVに感染しても自覚症状がなく、検査でしか感染を知る方法がありません。感染を早期に発見し、適切な時期から適切な治療を受ければエイズ発症を防ぐことができるようになっています。心配であれば、まずは相談・検査を受けましょう。

 エイズもSTIのひとつです。STIに感染していると、HIVに感染しやすくなるため注意が必要です。気になる症状がある場合には、男性の場合は泌尿器科、女性の場合は婦人科を受診しましょう。感染が分かればパートナーと一緒に治療が必要です。下関保健所では、HIV抗体検査の他に、梅毒・クラミジアの血液検査も同時に行うことができます。

リンク

エイズ予防情報ネット<外部リンク>