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ジカウイルス感染症について

ページID:0001687 更新日:2018年7月25日更新 印刷ページ表示

 『ジカウイルス感染症』はウイルスを持った蚊に刺されることで感染する感染症です。
 ブラジルを中心に中南米および周辺地域で流行が続いています。

 日本国内で感染した症例はありませんが、海外の流行地で感染し、発症した症例が、 2013年以降、国内で数件見つかっています。
 流行地に渡航される際には、防蚊対策に気をつけてください。
 ジカウイルスの流行地域については厚生労働省のホームページを参照して下さい。

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ジカウイルス感染症とは

ジカウイルス感染症は、病原体であるジカウイルス(Zika virus)が感染することによって起こる感染症です。

感染経路

ジカウイルスを持った蚊に刺されることで感染します。
その他の感染経路として、輸血、性行為による感染が疑われる事例が報告されています。
また、妊娠中の女性が感染すると、胎児に感染する可能性があります。  

症状

軽度の発熱、発疹、結膜炎、筋肉痛、関節痛、倦怠感、頭痛などが主な症状です。これらの症状は軽く、通常2~7日続いた後に治ります。
また、ジカウイルスは母体から胎児への感染を起こすことがあり、小頭症などの先天性障害を起こす可能性があります。 

治療

対症療法となり、通常は比較的症状が軽く、特別な治療は必要ありません。

予防

蚊に刺されないようにするには?

感染源となる蚊は日中に活動し、ヤブや木陰などでよく刺されます。
日中に野外で活動する場合は、長袖・長ズボンを着用するように注意してください。また、虫除け剤の使用も勧められています。

流行地へ渡航される方

流行地へ渡航される際にはできるだけ肌を露出せず、虫除け剤を利用するなど、蚊に刺されないように注意してください。
また、流行地で蚊に刺されてから数日後に、ジカウイルスが疑われる症状が見られた際には、医療機関を受診してください。

妊婦と妊娠の可能性がある方

妊娠中にジカウイルスに感染すると、胎児に小頭症等の先天性障害を来たすことがあります。
妊娠中、妊娠の可能性がある方は、可能な限り流行地域への渡航を控えてください。

流行地から帰国された方へ

性行為により、男性から女性パートナーへの感染が疑われる事例が報告されています。
現在、性行為による感染についての十分な知見は得られていませんが,流行地域から帰国した男女は、症状の有無にかかわらず、少なくとも6か月、パートナーが妊婦の場合は妊娠期間中,性行為の際にコンドームを使用するか性行為を控えることを推奨します。

※さらに詳しく知りたい方は下記のリンクを参照ください。