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ダニ媒介感染症に注意しましょう

ページID:0097895 更新日:2024年3月1日更新 印刷ページ表示

 

ダニ媒介感染症とは?

ダニ媒介感染症とは、病原体を保有するダニに刺されることによって起こる感染症のことです。
人が野外作業や農作業、レジャー等で、これらのダニの生息場所に立ち入ると、ダニに刺されることがあります。
ダニがウイルスや細菌などを保有している場合、刺された人が病気を発症することがあります。 
主なダニ媒介感染症には、重症熱性血小板減少症候群(SFTS)、日本紅斑熱、ダニ媒介脳炎、ツツガムシ病等があります。

ダニを媒介とする病気もあることを知り、ダニに刺されないよう気をつけましょう。

 

重症熱性血小板減少症候群(SFTS)とは?

SFTSウイルスを保有するマダニに刺されることにより感染します。

◆潜伏期間

   6~14日です。

◆主な症状

 発熱、消化器症状(食欲不振、嘔気、嘔吐、下痢、腹痛)がみられます。時に腹痛、筋肉痛、神経症状、出血症状がみられることもあります。

日本紅斑熱とは

病原体(リケッチア)を保有するダニに刺されることにより感染します。

◆潜伏期間

 2~8日です。

◆主な症状

 頭痛、発熱、倦怠感を伴います。発熱、発疹、刺し口が主要三徴候であり、ほとんどの症例にみられます。

 

マダニとは?

マダニ類の多くは、春から秋にかけて活動が活発になります。
食品等に発生する「コナダニ」や、絨毯や寝具に発生する「ヒョウヒダニ」など家庭内に生息するダニとは種類が異なります。

 

マダニ類の特徴は?

主に森林や草地等の屋外に生息している1~4mm程度(吸血前)の比較的大型のダニです。血液を吸うために近くを通った人やペットに付着します。

ダニについて

 

マダニに刺されないようにするには?

  • 草むらや藪など、マダニの生息する場所に入る場合には、手袋、長袖、長ズボン、足を完全に覆う靴下・靴を着用し、首にタオルを巻いたり、帽子をかぶるなど肌の露出を少なくしましょう。裾、袖、襟などの締まっている服やナイロン製の服はマダニが侵入しにくいです。
  • 地面に直接寝転んだり、座ったりは避けましょう。
  • 屋外活動後は、家の中に入る前に衣類をよくはらい、家の中にマダニ等を持ち込まないようにしましょう。帰宅後は、体にマダニ類が付着してないか十分に調べましょう。帰宅後すぐに服を着替えたり、体をシャワーで洗い流すと有効です。
  • ペットの散歩の際には、ペットが草むら等に入らないようにしたり、帰宅後にペットの顔周り、足の付け根、指の間、肛門周りにマダニ類が付着していないかどうか確認しましょう。藪等で、犬や猫などの動物にダニが付くことがあります。除去には、目の細かいクシをかけると効果的です。ダニ駆除薬もありますので獣医師に相談ください。

ダニを防ぐ服装

マダニに刺された時は?

皮膚に着くと、強い吸着力があり簡単にはずれません。

⇒あわてずにそのままの状態で皮膚科を専門とする医療機関を受診しましょう。(自分でダニをつぶさないようにしてください)

また、マダニに刺された後、数週間程度は体調の変化に注意をし、発熱等の症状が認められた場合は、医療機関で診察を受けてください。

医療機関を受診する時の注意は?

マダニに出来るだけ触れないようにしましょう。着いたマダニを叩いたり、潰したりしない。

⇒マダニの体内にウイルスが存在した場合、マダニが吸った血液などが人の体に逆流する可能性もあり、感染するリスクを高くしてしまいます。

 

関連リンク

ダニ媒介感染症(厚生労働省)<外部リンク>

重症熱性血小板減少症候群(SFTS)に関するQ&A(厚生労働省)<外部リンク>

重症熱性血小板減少症候群(SFTS)発生動向(山口県感染症情報センター)<外部リンク>

日本紅斑熱発生動向(山口県感染症情報センター)<外部リンク>

 

ダウンロード

ダニ媒介性疾患の予防について(リーフレット)(320KB)(PDF文書)

 

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