本文
王喜ぶらぶら 6 城山
標高114メートル、北緯34度04分、東経221度04分、地質は花崗岩と風化した真砂土からできている(約八千万年前の中生代白亜紀に中国地方に広く貫入した岩体の一部)この山は、海岸に近く見晴らしがよいことから古くから船の往来の目標となってきた。
中世大内氏の時代にいくさの拠点として砦が築かれたと伝えらることから城山という。
近世、江戸時代には通信の手段として下関火の山からの狼煙を受けて、次点の吉田足河内大音山に中継する狼煙場が頂上に設けられた。
小山ながら形よくそびえる姿に、王喜に住む人々は愛着を憶え、郷土のシンボルとなっている。
王喜小学校校歌にも「・・・望みも高き城山の永久に動かぬ姿こそ・・・」と唱われ親しまれている。