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アニサキスによる食中毒を予防しよう!!

ページID:0003639 更新日:2022年7月20日更新 印刷ページ表示

 魚介類に寄生するアニサキスによる食中毒が増えています。

 アニサキスとは、海産魚介類に寄生する寄生虫で、アニサキスが寄生する魚介類を生食することにより急性胃腸炎を引き起こすことが知られています。人から人への感染はありません。

アニサキスとは?

 アニサキスは、体長2~3cm、半透明白色でうずまき状になっていることの多い寄生虫で、海産魚介類に寄生しています。主に魚の内臓表面に寄生しますが、筋肉にも寄生することがあります。人間の体内では成虫になれないので通常は排泄されます。なお、わさび、しょうゆ、酢などでは死にません。

サバの内臓についたアニサキスの画像

サバの内臓についたアニサキス

虫体の拡大写真です。

虫体の拡大写真

主な原因食品

サバ、アジ、イカ、イワシなどを使用した刺身、酢じめ、醤油漬け、にぎりずしなど。

主な症状

食べた後1~36時間(8時間以内に発症することが多い)で激しい腹痛、おう吐、吐き気、などの胃腸炎症状を引き起こします。

予防のポイント

  • 加熱調理が最も効果的な予防方法です。
  • -20℃以下で24時間以上の冷凍も効果があるといわれています。
    ただし、家庭では冷凍庫の仕様や扉の開閉等で-20℃を保持できない場合があるので、注意が必要です。
  • 内臓部位に多く寄生するので、早めに内臓は取り除きましょう。筋肉部位に移行して寄生している場合もあるので、身を刺身に切り分ける際も注意して調理しましょう。また、魚介類を生で食べるときは、寄生虫がついていないかどうかよく確認しましょう。

参考)厚生労働省ホームページ<外部リンク>