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令和5年6月26日
部課名 観光スポーツ文化部観光施設課
課長名 樫谷 洋一
係長名 萱野 聖子
連絡先 083-231-1838
海響館ニュース
今年の夏は生き物の「音」に注目!
特別企画展「音を科学する サイエンスOTO」を開催します!
海響館では、令和5年7月1日(土)より特別企画展「音を科学する サイエンスOTO」を開催します。水の世界にすむ生き物たちの中には、生きていくための戦略として「音」を使っている種類が多くいます。なぜ?いつ?どうやって?音を出しているのでしょうか。会場では実際の生き物が出す音を聞いたり、音の大きさに挑戦したり、音を出す理由をハンズオン手法によって体感したりすることができますよ。さあ、耳を澄ませて音の世界へ飛び込みましょう!
記
企画展名:音を科学する サイエンスOTO
開催期間:令和5年7月1日(土曜日)~10月29日(日曜日)
開催場所:下関市立しものせき水族館「海響館」1階イベントホール
展示概要:別紙参照
水の世界にすむ生き物たちの中には、エサを獲るため、身を守るため、繁殖するため、コミュニケーションをとるためなど、生きていくための戦略として「音」を使う生き物が多くいます。実際の音を聞いたり、音を出す理由をハンズオン手法によって体感したりすることができます。
導入 音って何?
プロジェクターから投射したアニメーション映像を用いて、音や波長についてわかりやすく解説します。
1 ハサミで作り出す爆音!
テッポウエビの仲間はハサミで大きな音を出すことができます。ただ、ハサミがぶつかる音ではなく、泡がはじける時の音で、その原理についてイラストを用いてわかりやすく紹介します。実際の映像を見ながら音を聞くことができ、手をたたいて音の大きさに挑戦することもできます。生体展示も行います。
2 音を使い分ける
ピラニア・ナッテリーはお互いが向かい合っている時、エサを取り合っている時、追いかけて咬みつこうとしている時、それぞれに合わせて別の音を出します。闘争に発展しないようにしていると考えられ、その実際の音を聞き比べることができます。生体展示も行います。
3 小さいけど強気
クマノミの仲間はイソギンチャクの仲間がいる場所を中心とした縄張りを持ち、近づいてくる別の生き物に音を出して威嚇し、巣や卵を守っていると考えられています。生体展示を行い、水槽前の縄張りに入ると音を聞くことができます。
4 音で招く?
ハクセンシオマネキというカニの仲間のオスは、大きなハサミを招くように振ってメスにアピールします。メスが巣穴の入口に近づいた後、最後のアピールとして巣穴の中でオスが音を出します。実際の映像を見ながら音を聞いていただき、その様子を4コマ漫画でわかりやすく解説します。生体展示も行い、トリックアートを用いた記念撮影コーナーもあります。
5 顔より鳴き声が大事
キングペンギンが子育てする場所には数えきれないほどのペンギンたちが集まります。その中で親とヒナはお互いの声を聞き分けて判別していると考えられています。ハンズオンを用いてわかりやすく解説し、実際の声を聞くことができます。
6 音で見る・話す
一部のイルカの仲間はクリック音(超音波)を出してエサや障害物などを感じとったりホイッスル音を出して仲間とコミュニケーションをとったりすることができます。そのことをイラストでわかりやすく解説し、ハンズオンを用いて「音でみる・話す」ということはどういうことかを体感してもらいます。
7 海をまたぐ鳴音でコミュニケーション
シロナガスクジラは約1000km離れた場所でも低音を出して仲間とコミュニケーションをとることができます。ハンズオンを用いて、身の回りの低音と聞き比べ、どれだけ低音か、どこまで届くのかを体感してもらいます。
下関市あるかぽーと6番1号 海響館
魚類展示課長 久志本 鉄平
魚類展示課 石橋 將行
Tel:083-228-1100 Fax:083-228-1139