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障害福祉サービス事業所内における施設従事者による障害者虐待について
市内の障害福祉サービス事業所「大藤園」において施設従事者による障害者虐待が行われたことに対し、障害者総合支援法に基づく勧告及び行政処分を行いましたので、その経緯と内容をお知らせいたします。
1. 事業者等
- 事業者名 社会福祉法人 開成会
- 事業所名 大藤園
- サービスの種類 生活介護
2. 経緯
- 平成26年4月18日 障害者虐待防止センターに対して匿名による封書での情報提供があった。
- 平成26年5月 3日間にわたる任意の立入調査を行った。
- 平成26年7月 立入調査の結果と情報提供者からの証言などを踏まえ、心理的虐待などが行われていると判断し、障害者総合支援法に基づく指導を行うこととした。
- 平成26年9月 障害者総合支援法に基づく実地指導を事業者に通知した。
- 平成26年10月 実地指導を行った後、その結果を事業者に通知した。
- 平成26年12月~平成27年3月 実地指導の結果をもとに、3回にわたり改善状況の確認を行った。
- 平成27年5月28日 テレビで、虐待の状況を映した映像が放送された。
- 平成27年6月~8月 障害者総合支援法に基づく立入調査と併せて、利用者及び保護者の聞き取り調査並びに、利用者に対する支援相談を行った。
- 平成27年7月9日 障害者総合支援法に基づく勧告を行い、以後も経過観察を行っている。
- 平成27年8月26日 障害者総合支援法に基づく行政処分を行った。
3. 勧告
- 勧告年月日 平成27年7月9日
- 勧告内容
- 虐待映像に記録された3名以外の支援員の虐待がなかったか調査し報告すること。
- 職員3名に対する制裁(処分)について、根拠、手続き及び妥当性を報告すること。当時施設長であった職員に、事件の検証、虐待防止対策等を担任させる理由を説明すること。
- 今後、施設内での虐待が再発しないための方策として、国が定める手引き等を参考に、体制の整備に速やかに取り組むこと。
4. 行政処分
- 処分年月日 平成27年8月26日
- 処分の内容
- 指定の一部の効力を停止(新規利用者の受入れを停止)
- 期間 平成27年8月27日~平成28年8月26日(12か月間)