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認知症を身近な問題として考えてみませんか

ページID:0005780 更新日:2021年11月29日更新 印刷ページ表示

認知症は身近な問題です。
~認知症になっても安心して暮らせる地域づくりを~

老夫婦イメージ

 高齢化が進むにつれて、認知症高齢者の増加が見込まれています。国の推計によると、2012年に約462万人であったものが、2025年には、700万人に増加し、全国の65歳以上の方の5人に1人が認知症になるとされています。しかし、認知症については、「何も分からなくなる」など、間違って理解されていることも多く、ご本人や家族が必要以上につらい思いをする原因にもなっています。認知症は誰もがなりうるものであり、多くの人にとって身近なものとなってきています。
 認知症になっても、ご本人や家族が希望をもって日常生活を過ごせる社会を目指し、ひとりでも多くの方に認知症を正しく理解していただくことが重要です。

認知症とは

1. 認知症は脳の病気です 老化とは違います

 認知症は、脳の神経組織の障がいによって起こる「病気」です。認知機能が少しずつ低下し、日常生活に支障をきたすようになる状態が続きます。症状は様々ですが、主な症状として、もの忘れや判断力の低下などがあります。

「認知症によるもの忘れ」と「老化によるもの忘れ」の違い

認知症によるもの忘れ 老化によるもの忘れ
忘れたという自覚がない 忘れたことを自覚している
食べたこと自体を忘れる 何を食べたかを忘れる
約束したこと自体を忘れる 約束をうっかり忘れる
日付や曜日、場所などがわからなくなる 日付や曜日、場所などを間違えることがある
ヒントを与えても思い出せない ヒントを与えると思い出せる

 認知症になると、上記の他にも、「近所で道に迷う」「段取りが立てられない」「言葉がうまく使えない」「考えるスピードが遅くなる」「つじつまを合わせた作り話をする」「捜し物を誰かに盗られたと思う」などの症状が現れることがあります。

2.認知症には種類があります

アルツハイマー型認知症

脳が少しずつ縮んでいくことで、症状がゆっくりと進行します。脳の機能低下が全般的に進み、場合によっては、元々の性格が変わってしまうことがあります。
特徴的な症状・・・新しいことを覚えられない、直前のことをすぐ忘れる、道具が使えない、道に迷う、家事が段取りよくできないなど

脳血管性認知症

脳梗塞・脳出血などの病気により、脳細胞の一部が死んでしまうことで、症状が現れます。原因がはっきりしているため、服薬で管理できる場合があります。
特徴的な症状・・・物事への興味が薄れる、感情的になりやすい、段取りが悪くなるなど

その他

認知症には、もの忘れの症状が比較的軽い「レビー小体型認知症」(手足のふるえ、小刻み歩行、幻視、幻聴が出やすい)や「前頭側頭型認知症」(性格が変わる、怒りっぽくなる、同じ行動や言葉を繰り返す)など、いくつかタイプがあり、症状も対処法も違います。

認知症に関すること

認知症サポーター100万人キャラバンのページ<外部リンク>

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