本文
議 長 香川 昌則(かがわ まさのり) 副議長 安岡 克昌(やすおか かつまさ)
歴代正副議長はこちらからご覧いただけます。
市民の皆様には、平素から市議会に対し深い御理解と御協力を賜っておりますことに、心より感謝申し上げます。
さて、昨年は、新型コロナウイルスが5類感染症へ移行したことにより、社会経済活動が回復の兆しを見せるとともに、少子化対策やデジタル化の推進への対応など、次の時代に向けた 取り組みが一段と加速した年となりました。
本市におきましては、昨年6月末から7月にかけて発生した豪雨により、市域の広い範囲が浸水被害に見舞われ、JR山陰本線の復旧も未だ見通しが立たない状況が続いており、市民生活に大きな支障をきたしております。このたびの災害を通じて、改めて自然災害から家族や財産を守り「安全で安心なまちづくり」を実現するためには、防災・減災対策のさらなる強化が重要であることを痛感したところです。
また、人口減少や少子高齢化も本市の最重要課題となっております。これに対し、市では少子化対策として、中学生までの医療費の無料化、母子健康手帳のアプリ導入や子育てタクシーの利用開始など、子育て支援の充実に向けた施策を講じました。さらに、下関市立大学のデータサイエンス学部の開設認可や、県内最大規模のオフィスビルの開業による新たな雇用創出など、人口減少対策にも取り組んでおり、今後、本市の社会経済の発展につながることを期待しております。
一方、市議会におきましては、昨年2月の改選で、議員の顔ぶれが新しくなったほか、地方自治法が改正されるなど、新しい環境の中、一丸となって議会改革に取り組んでおります。具体的には、昨年6月に「下関海峡エリアビジョン調査特別委員会」を設置し、議会としての提言を取りまとめるため積極的に議論を重ねているほか、これまで以上に開かれた議会を目指し、議会だよりのリニューアルや定例議会後の記者会見など、情報発信力の強化に努めております。
私たち議員は、その役割と使命を自覚し、市民福祉の向上、そして活力ある下関の実現に向け、誠心誠意努力してまいりますので、引き続き温かいご支援、ご協力を賜りますようお願い申し上げます。
下関市議会議長 香川 昌則