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本市では、老朽化した水道施設・管路の更新や耐震化を進め、将来にわたって安全・安心な水を安定してお届けするため、令和8年4月1日から水道料金を改定いたします。
物価上昇など、お客さまの生活が苦しい折かとは存じますが、ご理解とご協力を賜りますようお願いします。
なお、物価高騰の影響を受けている市民や事業者を支援するための、国の「重点支援地方交付金」を活用した水道料金の減額については、現在検討中です。
詳細が決まりましたら、ホームページや水道メータ検針時に配付するチラシ等においてお知らせいたします。
※ 今回は、下水道使用料の改定はありません。
※水道料金収入全体での改定率であり、メータ口径や使用水量により改定率は異なります。
使用期間が令和8年4月1日をまたぐ場合は、日割り計算とさせていただきます。

メータ口径13mm、2か月使用水量70立法メートル、(1)改定前使用日数40日、(2)改定後使用日数20日の場合
※1 旧料金:10,500円(10円×20立法メートル+186円×40立法メートル+286円×10立法メートル)
※2 新料金:11,980円(20円×20立法メートル+209円×40立法メートル+322円×10立法メートル)
請求金額 2,484円 + 10,993円 = 13,477円

水道料金下水道使用料早見表(口径13mm) [PDFファイル/41KB]
水道料金下水道使用料早見表(口径20mm) [PDFファイル/41KB]
ご使用水量から、水道料金及び下水道使用料をシミュレーションできます。
人口減少等に伴う水道料金収入の減少や、急激な人件費・物価の上昇、老朽化した施設や水道管の更新や耐震化の本格化などにより、水道事業をとりまく財政状況は大変厳しいものとなっています。
今、水道料金を値上げしなければ、お客さまが安心して水道を使用していただくための、老朽化した施設・管路の更新・耐震化などの工事が資金不足により実施できず、地震や災害などへの対応も困難になってしまうことから、負担を先送りすることなく将来にわたって安定的かつ持続的に水道事業を運営するために、水道料金を改定させていただくことになりました。
水道料金改定の必要性や検討状況の詳しい情報は、以下のリンクをご覧ください。
望ましい水道料金のあり方については、令和7年度、有識者などで構成される「下関市上下水道事業経営審議会」において、市民説明会や議会の一般質問、建設消防委員会での意見も踏まえながら審議を進め、令和7年10月に答申をいただきました。この答申をもとに、令和7年12月の下関市議会定例会に給水条例改正議案を提出し審議の上、同月17日に可決されました。
下関市上下水道事業経営審議会でのこれまでの審議内容は、以下のリンクをご覧ください。
「水道料金改定の検討状況(経営審議会・答申・料金改定案)(動画)」
前回料金改定を行った平成23年以降、水道料金改定の値上げ幅をできるだけ抑えるよう、主に次のような経営努力を行っています。

今後は、次のような経営努力を行い、さらなる経営の効率化を進めてまいります。

この度の水道料金改定は、料金算定期間を、令和8年度から令和11年度までの4年間とし算定していますので、4年後の令和12年4月以降については、収支を再試算し、料金改定の必要性について検討する必要があります。
現在の計画では、令和12年度から令和17年度までの6年間で、さらに19%の値上げが必要と試算していますが、今後も、その時々の社会経済情勢を踏まえ、定期的に将来収支の見通しを立て、料金改定の必要性について適切な経営判断を行ってまいります。
メータ口径13mm、1月当たり20立法メートル使用した場合の3,730円で比較しますと、令和7年12月1日時点では、県内13市(平均2,848円)で2番目に高い料金になります。